2022年のTESの総評
はじめに
過去最高との呼び声も高い素晴らしい試合の連続だった2022年のWorldsも終わり、早くもストーブリーグが盛り上がりを見せていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さてタイトルの通り今年のTESですが、前評判ではJDGに次ぐ優勝候補とさえ言われていましたが、蓋を開けてみればグループステージを突破する事が出来ずに姿を消すこととなりました。
更に悪いことにLPLのチームでグループステージを突破出来なかったのはTESだけであったというのも悪い流れに拍車をかけています。
一体なぜこんな事態に陥ってしまったのか。ざっくりとWorldsの試合を振り返りつつ、今年のTESを振り返っていこうと思います。それではいきましょう。
Worldsの敗因について
世間の声ではKnightが終始微妙だったとの声を聞きますが、私はあまりそうだとは思いません。
というのも、Pickemの結果を見た方はご存知かと思うのですが、今年のWorldsメインステージにて最もKDAの高かったプレイヤーはKnightでした。
試合数の程度に差はあれど、同じ6試合しかこなしていない他のチームと比較しても圧倒的なパフォーマンスを誇っています。
更には6試合しか行っていないチームのみでKDAが良かった順に並べてみると、なんとTop5の内4人はTESのメンバーが入っており、プレイオフを突破したチームと比較しても何ら遜色ない成績を誇っています。
これだけ優秀な成績を収めているにも関わらず、何故TESは3勝しかすることが出来なかったのか。ここでWorldsの敗因に繋がってくるのですが、私はTESが根本的にメタを読み間違えていたからだと思っています。
メタを読み間違えていた事で起きてしまった事
先程TESは6試合しか行っていないチームの中でKDAが高いプレイヤーTop5に4名入っていると申し上げましたが、逆に言うと一人だけこの中に入れていないプレイヤーがいます。それがWaywardでした。
Waywardは私がLPLを見てきた中でも369に次ぐ実力の持ち主だと思っており、実際今年のLPLでの新人王を獲得する等、TES待望の安定して勝てるTopレーナーとしてその地位を確立させました。
当然ながらWorldsでもその実力を遺憾なく発揮してくれると誰もが思っていましたが、ここで大きな落とし穴がありました。
WaywardがWorldsの6試合でPickしたチャンピオンは計5体で、AatroxとOrnnは良いとして残りがGnarにJax、Renektonとメタから大きくハズレたチャンピオンをPickしてしまいました。
特に不味かったのがGAMとの2戦目でのRenektonのPickでした。WorldsでのRenektonの戦績はメインステージでの16試合5勝11敗と完全なる負けPickです。
しかしこうなってしまうのは必然でもありました。WaywardはLPLプレイオフではGnarを最も使用しており、また非常に良い結果を残しています。
その成功体験からGnarをPickしたくなる気持ちは非常にわかるのですが、そこはコーチがしっかりとWaywardのチャンピオンプールを加味しながら今のメタにあったチャンピオンを選択してほしかったなと思います。
botメタであるにも関わらずDravenで1キルも出来ない誰かが悪いと言われればそれまでですが、それを加味しても6試合平均1キル4デス4.5アシストという成績は、期待された働きが全く出来なかったと言わざるを得ません。
とは言えWaywardにとってはこれが初の国際戦。今回の敗北を己の糧にし更に成長を遂げるか、世界との壁に絶望しここで終わってしまうのか。正にWaywardにとって正念場であると言えます。
私としては、来年もぜひTESのTopの守護神として活躍してほしいと願っています。
今後のTESのメンバー及び当noteの方向性について
ここまでWorldsについての感想を述べてきましたが、真に問題なのはここからです。
LPL決勝戦、JDGと互角の死闘を繰り広げ名実ともにWorlds優勝を目標に活動してきたチームがまさかのグループステージ敗退。この結果でコーチも含め来年も同じメンバーで頑張ろうとなるチームは皆無でしょう。
当然ながら誰を放出し、誰を獲得するかというストーブリーグの話題になるところですが、最大の焦点はKnightがTESを脱退してしまうのかどうかです。
個人的にはその可能性は高いと考えていて、TESという名前になる前のTopsports時代から4年間、TESの代表選手としてチームを支え続けてきたのがKnightです。
チームとしてももちろんKnightの活躍に敬意を表していると思いますが、そろそろチーム全体を一新し、一つ若い世代を中心としたチーム作りに舵を切るタイミングであると言われれば完全には否定しきれません。
そうなると今度は私が判断を迫られる立場になります。というのも私がLPLもといTESの記事を書き始めたのは、全てはKnightのおかげです。彼がいなければここまでLPLにハマることもなく、またTESの全試合の感想の記事を書くことも無かったでしょう。
仮にKnightがTESを脱退する事になったとして、果たして私はKnightの移籍先のチームを応援するのか?それともこれまでと変わらずTESを応援し続けるのか。
今日までの期間悩み続けて来ましたが結論が出たので今ここに発表致します。
これからもTESの全試合の感想記事を書きつつ、もしKnightが別のチームに移籍した場合はKnightの近況も一緒に記事としてまとめるという事にします!
私はこれからもTESの応援を続けるよ。
さいごに
最後は話が逸れて私の決意表明みたいになってしまいましたが、LPLの熱い戦いは今後も続きます。
個人的にはLCKに対抗して、LPLでもスーパーチームを作るところが出てこないかなと期待しています。
かつてのFPXやIGにてワールドチャンピオンになったメンバーを集めてチームを作るというのも面白いかもしれません。
ですがやはり1番気になるのはTESの動向です。TESのフロント陣営は優秀だと思っているのでそうまずい結果にはならないかと思いますが、情報解禁の日を静かに待ちたいと思います。
早いもので今年も1年間TESを通してLoLの試合を楽しく観戦し、記事を書く事が出来ました。
それもこれもLPLでしかもTESの試合だけ追い続けるというニッチすぎる記事にもかかわらずいつも読んでくださる皆さんのお陰です。いつもありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。
以上を持ちまして、2022年のTESの記事の締めとさせて頂きたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!
画像引用元
・Leaguepedia
Leaguepedia | League of Legends Esports Wiki (fandom.com)