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[日本語]マテリアルデザイン 『The color system』#12
はじめに
今回は『マテリアルデザインガイドライン』の『The color system』について解説していきます。なお、この記事は私が(翻訳機能を使って)ガイドラインを読む中で、日本語訳に違和感を感じたり、理解が難しいな。と思った箇所を分かりやすい言葉に置き換えるなど、一部個人的な解釈が含まれます。
正しい情報は下記のガイドラインをご確認ください。
引用元 Google - Material Design URL:https://material.io/
※動画・画像データ等はこちらから引用させていただいております。
『The color system』とは?
マテリアルデザインにおける「The color system」とは、 UI に色を適用する際に、規定されているルールのことです。
『The color system』の原則
![](https://assets.st-note.com/img/1665416592937-YGu23adLpa.png?width=1200)
2.テキストやアイコンなどを色付きの背景で表示させる場合、
読みやすさの基準を満たす必要があります。
3.印象に残るブランド カラーを選択することで、ブランドを強化します。
カラーの決め方
「The color system」でカラーを決める際は、まず『Primary color』(メインカラー)と『Secondary color』(アクセントカラー)を選びます。
その後、『variants color』と呼ばれる各色の彩度や明度が暗めの色や、彩度や明度が明るめの色を選びUIに適用していきます。
(各カラーについては以下で解説していきます)
また、以下の画像のように「UIの各要素のカラーを決めたセット」のことを「Color theme」と呼びます。
![](https://assets.st-note.com/img/1665417539423-CEyZTXBvMo.png?width=1200)
Primary color(メインカラー)
Primary color(メインカラー)は、アプリの画面とコンポーネントで最も頻繁に使用される色です。
Dark and light primary variants
Primary colorをベースに、『①彩度や明度が暗いPrimary color』や、『②彩度や明度が明るいのPrimary color』を使用することで、UI 要素を区別できるようにします。
また、上記の2つのカラーのことを『primary variants』と呼びます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88762419/picture_pc_ada547f579d844e630d5f963fad0b60c.gif?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665468519358-efhKVF2L9m.png?width=1200)
Secondary color(アクセントカラー)
Secondary colorは、UIのアクセントとして使用される色のことです。
「Secondary color」は、必ず使用する必要はなく、アクセントが欲しい
場合のみ使用します。(primary colorをアクセントとして使ってもOKです)
そして、「Secondary color」は以下のようなコンポーネントに適しているとされています。
Floating Action Buttons
スライダー
スイッチ(ON/OFFなどに使用する)
選択したテキストのカラー(強調する時)
Progress bar(処理中に表示されるバー)
リンクの文字カラー(URLなど)
タイトルの文字カラー
また、「Secondary color」は「Primary color」と同様に、暗めの色と明るめの色の「Secondary variants」を規定することもできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1665495718250-Yiak8schMT.png?width=1200)
「Surface」「Background(背景)」「Error」の色について
「Surface」「Background(背景)」「Error」の色は、アプリのブランドイメージに影響しません。
「Surface」の色は、カード、シート、メニューなどのコンポーネントで使用し、基本の「Surface」の色は #FFFFFF です。
「Background(背景)」の色は、スクロールする際にコンテンツの背後に表示され、基本の「Background(背景)」の色は #FFFFFF です。
「Error」の色は、テキスト フィールド内の無効なテキストなど、コンポーネントのエラーを示します。基本の「Error」の色は #B00020 です。
![](https://assets.st-note.com/img/1665497206932-D2sATSSAzP.png?width=1200)
"On" colors(カラーの上に重ねるカラー)
「“On” color」は、「カラーの上に、重ねて使用するカラー」のことです。
また、「“On” color」は、『Secondary color』『Surface color』『Background color』『Error color』の”上で”使用するカラーを指します。
例えば、「Primary color」の上に使用するカラーは「On primary color」と呼ばれます。
また、「“On” color」は、主にテキスト、アイコン、ストローク線(枠線)などに使用され「Surface」に使用されることもあります。
なお、「“On” color」のデフォルトの色は「#FFFFFF(白)」もしくは「#000000(黒)」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1665498278522-OmpybazuQy.png?width=1200)
Accessible color(読みやすいテキストカラー)
「Accessible color」とは、「読みやすいテキストカラー」のことです。
マテリアルデザインでは、背景の上にテキストを表示した際に、判読できるかどうかを示すスウォッチが提供されています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88797186/picture_pc_822716757e0359e2df99a153d5738d6b.gif?width=1200)
•黒いチェック マークは、選択した背景色で黒いテキストが判読できることを示します。
Alternative color (代替色)
「Alternative color」とは、「Primary color」「Secondary color」の代替として使用される色で、「独立したテーマカラーを設定したいとき」に使用します。
「Alternative color」は以下のようなケースで使用します。
「Light theme」や「Dark theme」として使用
「独立したUIテーマ」が複数ある場合(セクションごとにテーマが異なるアプリ)
統合的なサービスの「一部のUI」に対して使用
なお、「Alternative color」は、既存のカラー テーマとの一貫性をを示すことが難しい為、慎重に使用する必要があります。
Light and dark themes
一部のアプリでは、明るいテーマと暗いテーマの両方があります。
UI要素の可視性とテキストの読みやすさを維持するために、暗いテーマと明るいテーマに異なる配色を適用することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1665500228845-FUi9qSau9b.png?width=1200)
Alternative colors for section themes(セクション テーマの代替色)
「Alternative color」を用いて、様々な「独立したテーマカラーを設定する」ことができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1665500519585-5jp4d3UvZ7.png?width=1200)
を認識することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1665500918399-jzYAF4DTJb.png?width=1200)
❷青色を「Alternative color」として使用(ユーザーに関連する授業を表示)
❸ピンク色を「Alternative color」として使用(授業の詳細を説明するUI)
Additional colors for data visualization(データ視覚化のための追加の色)
そのほかの「Alternative color」の使い方として、「データの見やすさ
」を目的とした使い方もできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1665501431799-makCKaNL9w.png?width=1200)
1. Accounts セクションは緑系 2. Bills セクションはオレンジと黄色を使用 3. Budget セクションは紫と青を使用し、「Alternative color」の使い分けをしています。
Material palette generator
マテリアルデザインでは、「Primary color」を入力することによって、最適なカラーの組み合わせを自動で作成してくれる「Material palette generator」というツールを提供しています。
まとめ
今回は『The color system』についてまとめました!
すごくボリュームがある内容で2部に分かるか悩みましたが…
最後まで読んでいた皆様、ありがとうございます!
※最後に簡単に解説したMaterial palette generatorは、実際のカラーを適用した際の画面のイメージなど色々と試すことができて、個人的にはとても楽しくいツールです!