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[日本語]マテリアルデザイン 『Applying sound to UI』#21
はじめに
今回は『マテリアルデザインガイドライン』の『Applying sound to UI
』について解説していきます。なお、この記事は私が(翻訳機能を使って)ガイドラインを読む中で、日本語訳に違和感を感じたり、理解が難しいな。と思った箇所を分かりやすい言葉に置き換えるなど、一部個人的な解釈が含まれます。
正しい情報は下記のガイドラインをご確認ください。
引用元 Google - Material Design URL:https://material.io/design/sound/applying-sound-to-ui.html#sound-use-cases
※動画・画像データ等はこちらから引用させていただいております。
Sound use cases(サウンドのユースケース)
フィードバックとしてのサウンド
「ユーザーの操作」または「UIの状態変化」に対する「ユーザーへのフィードバック」をサウンドで表現することがことができ、これらの音を「earcon(イヤーコン)」と呼びます。
また、「earcon」に対して、現実の世界で使用されている馴染みのあるサウンドを使用することを「skeuomorphic(スキューモーフィック)」と呼びます。
装飾としてのサウンド
装飾に使用されるサウンドは、遊びごころのあるサウンドなどを使用し、UIの表現を豊かにすることができます。
しかし、このタイプのサウンドは慎重に使用し、テーマの表現を強化したい部分のみなどで使用し(例えば、アプリを開いた瞬間のみなど)、多用しないことが推奨されています。
サウンドを使用しない場合
サウンドを使用することで、ユーザーの集中力や快適さを損なう可能性がある為、多くの場合は不要とされます。
たとえば、サウンドは次の用途には適していません。
プライバシーや慎重さを必要とするUI
中断を要求していないユーザーに対するUI
頻繁に使用される操作
どのような状況においても、音は視覚体験を損なうのではなく、向上させる目的で使用することが推奨されています。
Hero sounds
「Hero sound」は、UIの操作において「重要な瞬間を強調」したり、「感情的な状態」を呼び起こしたり、「お祝いを表現」する際に使用するサウンドです。
例えば、以下のようなケースで使用します。
ユーザーの操作に対して「お祝い」する
ユーザーが新しくアプリを使用する際や、新しい体験をする際に「歓迎」する
アプリの重要な操作のを「確認」をする
「Hero sound」は頻繁に使用することはありませんが、使用する場合は、一貫したケースで適用する必要があります。
Notifications(通知)
「Notification」は「ユーザーの注意を喚起するサウンド」のことです。
また、「Notification」は 他のサウンドよりも頻繁に使用されることから、基本的にはヒーロー サウンドよりも短く、多く使用されることを考慮したサウンドにする必要があります。
環境要因
「Notification」は、ユーザーと製品に距離がある場合や、騒がしい環境の中でも聞こえるように設計する必要があります。
音自体は、リズミカルや音色、周波数の変化を使用して、耳を引き付けるような音にすること、さらに、ユーザーが音を変更できるようにオプションを提供することが望ましいとされています。
また、アラートとして使用する場合は、ユーザーの注意を強く引きつける必要があるため、明るい音色にすることが望ましいとされています。
着信音、アラーム、タイマー
着信音、アラーム、タイマーは、ユーザーの好みやブランドの個性に合わせてカスタマイズできるようにすることが推奨されています。
System sounds
Primary UX sounds
「Primary UX sounds」は、「ユーザーに操作のフィードバック」を提供するために、オペレーティングシステム (またはデバイス) によって生成される「System sounds」です。
具体的には、以下のようなケースのサウンドとして使用します。
メニュー ナビゲーション
ユーザーの操作の確認
テキスト入力時
シンプルで控えめなサウンドにし、製品全体と調和するようなサウンドにする必要があります。
使用法
「Primary UX sounds」は頻繁に発生することから、煩わしさを感じさせないサウンドにする必要もあります。
Secondary UX sounds
「Secondary UX sounds」は、「Primary UX sound」ほどは頻繁に使用されませんが、「UIの状態の変化」や「まれなアクションであること」を通知するための「System sound」です。
Ambient sounds(環境音)
「Ambient sound」はUIの「個性やブランド」を表現するサウンドです。
例えば、以下ケースのサウンドとして使用します。
・アプリの使用開始を歓迎する
・ホーム画面でユーザーの位置を表現する
「Ambient sound」は、雰囲気を提供するものであり、ユーザーの操作を妨げてはなりません。また、音楽のトーンを変化させることで、状態の変化を表現することもできます。
最後に
今回は、 『Applying sound to UI』についてまとめました。
マテリアルデザインでは、今回まとめた以下のsoundのファイルが提供されていますので、利用規約をご確認の上、是非ダウンロードされてみてください。
アラートと通知
ヒーローサウンド
プライマリ システム サウンド
セカンダリ システム サウンド
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!!