北ドイツの真珠ツェレへ① 〜悲しみの貨物駅ユルツェン〜
リューネベルクから北ドイツの真珠と呼ばれるほどに美しい町ツェレへと向かいます。
バスはないのでドイツ鉄道で19.2€。ニーダーザクセンのお馬と黄色い列車がメルヘン。
ホテルのビュッフェで奪ってきた食料を食べるよ。昨日切って持ってきたパプリカは腐っていたよ。
ユルツェンという駅で乗り換え。駅がディズニーランドのようにメルヘン。
次のようなパネルを発見。
ユルツェンの貨物駅は1945年2月22日に連合国の爆撃で破壊された。500人以上のノイエンガンメ収容所の捕虜が1945年3月から4月にかけてこの駅の復旧作業に当たっていた。1945年4月18日にイギリス軍がユルツェンの駅を解放した。その少し前に捕虜はノイエンガンメ収容所に戻されており彼らのほとんどが終戦を生き延びることはできなかった。
こんなメルヘンな駅にすら戦争の悲しい過去が…。ドイツには一体どれだけの収容所があったのか…。もう少しタイミングがよければ収容所に戻る前に解放された可能性もあったのかと思うと終戦を生きることのできなかった人たちの無念さが痛い。復旧作業に当たっていた収容者たちは戦争の終わりを信じていただろうか。自分たちの苦しみが終わる日を信じていただろうか。
終戦の前に亡くなった人たちは戦争が終わることを信じていただろうか。
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