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組織のガバナンス

〜安倍晋三再選、東京医大、パワハラを考える〜

安倍晋三が自民党総裁に再選した。テレビ討論での彼の発言はネットを通じて流れてきていた。ゴルフをオリンピックの競技と比較してみたり、批判に対して激情したり…。他の出演者の呆れる顔…。
https://www.asahi.com/articles/ASL9N4G34L9NUTFK00T.html

見ていてイライラしてくるのは私だけだろうか。この人物に日本の舵取りを任せていてよいのだろうか。

再選が決まった時、彼以外の周りの人物は誰も笑っていなかった。茶番のような総裁選。

それでもこの男を頭に据えておくことで得をする人間が多いのだろう。そしてもう面倒なことはしたくない、自分に害が及んでは困ると保身に走っている側近が多いのだろう。

あんな発言をする人物が一人で何でもできるはずはなく、悪いのは根本的には彼だけじゃない。

一方東京医大も新しい学長が選出されたようだ。

https://yahoo.jp/WZa6Sc

大学初の女性学長だという。林氏は若くして病態生理学の主任教授を務めていたという。女性差別を行う当該大学で権力を握っていたとは思えず、きっと研究実績があり純粋的に学術で優秀でおありだと推測する。この度の選出もおじさん教授に担ぎ上げられたのではないか。

一方の理事長枠は目処が立たず決まらないという。

臼井氏も相当なワンマンだったという。しかし彼だけではこのように世界を騒がせるような女性差別、裏口入学はできないはずだ。不正と知りながら減点操作をしたもの、不正を黙って隠し続けていたもの、利害関係を共有していたもの。まだまだ悪事に加担していたものが残っているはずだ。「膿を出しきる」と幹部は記者会見で語っていたが膿を出し切った後には何も残らないのではとすら思う。

そして林氏はこのような体質の中で舵取りを求められるのだ。優秀な学者なのだからこのような不正の後処理などせず研究に尽力してほしいし、これで疲弊しないでほしいと女性として思う。そもそも東京医大には女性支援部署がありそこにもリーダーがいるのだからその人物をトップに据えることもできるはずだ。それをしないのは女性支援をするつもりがないからか、はたまたこの部署も女性支援を隠れ蓑にした旧体制側なのか。東京医大の女性支援には釈然としない。

転じて自分が働いていた時のことを思い出す。私はパワハラ上司の横暴に対し、社内規程に則って訴えを起こしたわけだが、規程は守られず人事課に利用される形で左遷されてしまった。私は間違っていたのだろうか。私は正しいことをしたと思っているし悪いのは人事課の役職者数名が自己利益を優先しただけだと思っている。でも結果として私は退職に追い込まれて病んでしまった。これから自分の考えで生きていく自信がない。

今こうして会社と戦っているのはただ自分が間違っていないことの証明がほしいから。

途方もない。

組織は個人より大きなことを成し得るという。ただガバナンスが機能しないとそれは途方もない暴力として個人や社会を傷つける。「責任はない」と言い放った人事課役職者たちはその権限を行使して私を会社の片隅に追いやり潰した。どうしても許せない。

ワンマンがトップダウンで押さえつけるのではなく、個人の総意を代表して受け止める覚悟のある人間がリーダーとなるべきだと思うが…。

管理職もヒラ社員もそして日本国民も一人ひとりの態度が社会や会社を決めるんだと思って行動してほしいし、そういう世の中を追求してほしい。

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