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神様はいたのだ。

一昨日僕は神に感謝した。

工場に着いてから朝礼で「今日は1日ライン非稼働で有給休暇があるなら帰っても良い」と告げられたのだ。マジか!神様ありがとう!責任者社員の人は続けて「金曜日は会社都合の自宅待機となります」と仰られた。え、ここは天国だった!?

有給休暇がまだ貰えていない派遣や期間工を横目にさっさと帰るのも気分が良い。褒められたものではないが、僕だって入ったばかりの時に1,2回味わった事なのだから大目に見てもらいたいな。

朝礼で1日ライン非稼働を言い渡された時の絶望感と言ったら無い。そりゃ多少はどこそこの床面清掃をしろだとか、剥がれかかっている区画シールを貼り直せだとかの指示はあるもののどれも半日も掛からずに終わってしまう。残りの時間はどうするか??虚な目でただただ時間が過ぎるのを願いながらの掃き掃除をするだけだ。これは味わった人にしか分からない苦痛だが、ゴミが一つも落ちていない綺麗な床面を死んだ目で数時間掃き続けるただの苦行である。しかも昼勤なので課長クラスの社員の人たちも幾度となくしっかり掃除してるか流し目で見てくる。万が一地面に座り込んで「マジ掃除ダリィっすね〜」と歓談している場面を見られでもしたら口頭注意だけでなく最悪「次の更新は無いから」パターンになる可能性もある、というか前あった。幸いな事に掃除の成果をそれほど求められてはおらす、あくまでも傍目から見てサボらずに掃除してる風を保てれば良いだけなので楽って言えば楽なのだけど。それにしたって半日である4時間はその苦行をやらなくてはならない。時間の経過が恐ろしく遅い。よく歳をとると時間経過が速くなるというし実感もしているが、この時ばかりはあり得ないほど遅くなる。

有給休暇がない人たちには実のところ選択肢が無い訳ではない。苦痛の時間を過ごすか、1日あたり約1万3千円の日給を不要として欠勤という形で帰宅する事は出来る。ただし派遣も期間工も同じだが、早退あるいは欠勤にペナルティがありウチの派遣会社では3ヶ月内に4回欠勤すると満了手当が支給されなくなってしまう。だから判断は慎重にしなければならないのだ。


という訳で1日半の休みが追加で貰えた訳だがほぼ普段通りにだらだらとスマホゲームぽちぽちースマホで漫画読んでYouTube動画観て終わった。でも年末調整やったしシャワーも約1ヶ月ぶりに浴びたし、それなりには有意義に過ごしたのではないかな。今現在は自宅へと帰宅する為、電車に揺られている。正直なところ自宅にいると子供たちの相手をしなくてはならず疲れるのでここ最近はあまり帰りたくないなと思っている。絶対に口には出さないが。

アパートで電気毛布に体を包まれて惰眠を貪るのが本当に1番幸せなんだーーー

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