菩薩のこころで
「えっ!なに?!」ダーリンは聞き返すことがとても多くなった気がします。
キッチンの中からもう一度同じことを大声で繰り返し言っても聴こえないらしいので、ダーリンの居るリビングまで行って、
「えっ!なに?!」の内容を話します。
こんな時に【歳の差】を感じます。
「聴き取れないコト」で感じるのではなくて、
以前なら、聴き取れなかったらダーリンから「えっ!なに?!」とキッチンまで確認に来てくれていたのが、「その場から動かないコト」で【歳の差】を感じます。
私がキッチン内にいるということは、何かしながら話しているということです。食事の支度か、片付けか、まあ手を動かしながら話しているわけです。
ダーリンの腰が重くなって、私が放せない手を放してダーリンのそばに行くとき、私は「菩薩のこころで」と自分に言い聞かせます。
口角を上げて。
そんなくだらないことできっとお互いに気分を害するのは本意ではないのだからね。
「菩薩のこころで」