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歳の差カップルほんわか暮らしの秘訣

シングルマザー7年目35歳の時に、彼は58歳。

シングルマザー生活を7年も経験すると、

自分で何でも決めることが出来る、

自分と子どものことだけを考えればいい、

自由が満載な生活にどっぷり浸かっていて、

この生活を壊されたくないと考えていました。

男性の友人は沢山いました。

ご飯を一緒に食べると楽しい友人、

アウトドアに連れて行ってくれる友人、

長電話に付き合ってくれる友人、

泣きたいときに泣かせてくれる友人、

セックスしたいときに付き合ってくれる友人、

男性友人には困っていませんでした。

私がやりたいことに合わせて友人を選べばよい環境は快適でした。

誰かひとりに縛られるなんて全く考えていませんでした。

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ところが、彼に逢ったら、

男性友人の必要性がなくなりました。

ひとりに縛られるのが嫌だったはずなのに、

私は勝手な女です。

彼ひとりいれば、他の男性友人は誰も必要なくなりました。

そして、私は寂しかったし、怖かったし、頼りたかったことに気付いてしまいました。

その時、私35歳、ダーリン58歳。

知り合って2カ月で、私から言いました。

「あなたは私と一緒になったら幸せになれると思うよ。」

一度結婚に失敗した同士、だからこそどうしたら失敗するか理解済みです。

どうしたら失敗しないかも理解しています。

ダーリンは言いました。
「残りの人生はお前のために生きる!」

娘が8歳の夏休み、「おじちゃん」から「おとうさん」になりました。

家族!始動!

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しばらく不自然な感じがするのは致し方ないことです。

主導権を握るのが私ではなくなったことに対する、私のやり場のない気持ちに「ああ、また失敗したか!?」と何度思ったか知れません。

なんでも自分で決めていたのにぃ!!という一人で決めることが出来ないまどろっこしさ。

鬱々とした日々が続きました。

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主導権を握る必要があるのかな、ある時ふっと風が吹きました。

「残りの人生はお前のために生きる!」とダーリンは言ったんですもの、

私のために生きることにしたダーリンに賭けてみる。

私がダーリンを守るのではなく、ダーリンが全力で私のために生きるんだと宣言したんですもの。

私は家長だったから、私が家族を守るんだって勝手に思い込んでいただけでした。

吹っ切れたら楽になりました。

ダーリンは私のことを考えて私の為だけに生きるんです...。

私を包み込む色が、空気が、温度が変わりました。

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誰よりも素直になろう。

甘えることを知らなかった私が、

甘えてもいいんだよと言われてたじろいでしまった私が、

素直にダーリンにだけは気持ちをぶつけることにしました。

「甘える」ことで、甘えちゃったから次はダーリンが喜ぶことをしてあげたいという気持ちを私が持つようになりました。

ダーリンの笑顔が見たいから、大きな声でワハハと笑う声が聴きたいから、

甘えること、頼ることで、甘えられる、頼られるという関係が仰々しくなくポチポチ続けることが出来てきました。


つがい5

甘えることは相手を思いやることに変わってきました。

「ありがとう」がたくさん増えました。


みそ汁

私が朝早く仕事に行くことに決まってから、

ダーリンがみそ汁を作ってくれます。

野菜たっぷりのみそ汁です。

「ありがとう」

コーヒー

珈琲を入れてくれます。

優しい味の珈琲に毎々仕上がります。

この珈琲を朝風呂に入りながら飲む贅沢を満喫しています。

「ありがとう」

相手がしてくれたことを素直にありがとうと受け止める。

それが、ほんわか暮らしていく秘訣の一つだと思っています。

ここに、娘が登場し、

さらに犬たちが登場し、

ほんわか暮らしていくための秘訣が増えていきます。

ぽつりぽつり、

ダーリンが喜寿を迎えた今だからこそ、

ぽつりぽつり、

書いてみようと思います。

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