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やまびこさん
てんてんてんまり てんてまり〜…
あー、つまんないな!鞠つき飽きちゃった。
そうだ!
あの樹に登ろう🌳
庭にある大きな樹。いつか登ってみようと思っていた。登りがいがありそう🎶
んしょ!んしょ!
わっしょ!わっしょ!
ほいしょ!ほいしょ!
・・・
着いた!一番上ーー!
わぁーーー!!
たっかぁーい!!ひろぉーーい!!
眺めがいい〜〜〜。
向こうの山まで良く観える。
すごぉーーーい!!
山⋯いいな。
向こうの山の場所まで行きたいな。
誰かわたしをあの山まで連れて行ってくれないかしら。。空を飛んだら直ぐに行けそうだけど遠いよね。
あの山に会いたいな…。
この樹に登ったらいつでも向こうの山に会える。
あの山々は、わたしを呼んでいるように観える。
🏔️🏔️🏔️ 🏔️🏔️🏔️
『ここにおいで。』
『ここはあなたがいた場所なのよ。』
『住んでいたの。ここに住んでいたのよ。』
『思い出させてあげる。』
『いつもこの山と会話してね。』
『いつか必ず迎えに行くよ。』
わかりました!待っています。
そんなこーと山さんたち言ったけど誰も迎えに来なかったな。
あれは⋯やまびこさんの声かな。
誰かがこっちに向かって叫んだんのかな。
受け取った人。迎えに来てもらったのかなー。
・・・
あっ、わたしも行かなくちゃ!
今日は祝言の日。
わたしがお嫁さんになる日。
好きな人のお嫁さんになるんだ〜👰
いつもわたしの事を愛してくれる人。
その人が、わたしの前に姿を現したんだよー。
「ずっと待たせてごめんな。やっとあなたのところに来ることが出来たよ。ふたりの待ち合わせ場所を決めていなかったから…あなたは僕の次に好きな人と夫婦になろうとしていた。
僕はーそれをもう止めないとならない。あなたがいつもいつも2番目に好きな人と一緒になることを、止めないとならない。
何故かって…それは天と地で約束してきたこととは違うからだよ。違うことはモトの状態に直さないとならない。
今、あなたがすることはそれだよ。」
⋯ってその人はわたしに言ったのよ。
面白いわよね〜。
わたしはその人に初めて会ったのよ。初めて会った時にそう言われたのよ。だからその人が言っている話が良くわからなかったんだよ。
だけどね話を聞いてる時に(あぁ、わたしはこの人が好きなんだ。この人を愛しているんだ。ずっと前からこの人を知っている。忘れたことなんてない。必ず知っていて憶えている、、)と胸の奥から返事が来たのよ。
返事が来るって…なんだか良くわからないんだけど来るものは来るのよ。来たから来たのよ。
あれ?
なにを言っているのかしら、へぇ~んなの!
🏔️🏔️🏔️ 🏔️🏔️🏔️
『迎えに行きましたよ。』
『その人があなたを迎えに行きましたのよ。』
『あなたは忘れていなかったのだ。』
『迎えに行ったその人とあなたは夫婦であります。』
『かなり古い時代にあなたたちは夫婦でいました。』
『神聖な場所で夫婦となる儀式を行いました。』
『それが本当の[結婚]というものです。』
そんなにたくさん次々と言われたらわからなーい!順番にゆっくりとお話してください。
『これからは迎えに行ったその人が、あなたの疑問や質問にすべてを答えてくれるでしょう。
あなたの中にある想いを全部受けとめてくれるでしょう。
あなたからの愛をすべてを包み、まる呑みする様にしてあなたを愛するでしょう。
あなたはずっとその人にその様に愛されてきました。
今あなたは、それを思い出す時に来ました。
長年の亡霊みたいだった自分の事を終わりにしてください。
本当の夫婦に戻り、今の世を懸命に味わって行って下さい。
二度と今の時は帰らない。それを分かっていて生きていく喜びへの感謝を忘れないでいてください。』
山さんたちの声が良く聞こえました。
山々さん。
ありがとうございました🥲!!
いってきまーす💕
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