静観してみる⑥
会場の控室に寝かせてもらって一回自宅に帰る時、妹の顔を見てひと言伝えた。(肉体からは出てるけどね。)
口は開いたままだった。
病院で、口が開いているの閉じれないかなぁ〜と思い看護師さんに言うと「縫うことになるので…縫いますか?…キズ増えちゃうことにもなりますから…。」
そうか。
キズはもういらないよね…
「普段から口呼吸だったんでしょうね。このまま御本人らしさのままでいられた方が…。」
うん。そうだ。
こっちじゃなくて妹。妹の決めたこと。
⭐ ⭐ ⭐
帰宅して朝方なんとなく1時間ちょい眠れた。
「朝に枕経のお願いの連絡入れてください。」葬儀屋さんに伝えられていたので朝お寺に連絡した。
枕経のお願いの連絡するのは初めてだった。霊柩車乗るのも初めてだったし、初めてって緊張しちゃう。
ぼわ~っとした頭で、電話で自分が話しているのがたどたどしかった😅
… …
それから2時間後に枕経して頂いた。
会場着いた時妹の顔を見た。
あれ?
口が閉じてる・・・
びっくり!!
いつ閉じた?
会場着いた叔母といとこに話した。
「あ!!ほんとだ!閉じてる!あんなに開いていたのにどうしたの?」
「自分で閉じたんだわ。」
「誰もいないし。よし!今のうち、ってさ。」
「自分で見て、自分の好みにしたんだろうね。」
うちら好き勝手に言ったけど真実は!?
ほんとにびっくりだった。
🪽 🪽 🪽
枕経も気持ちよさそうだったし、その後のお経も全部気持ちよさそうに感じました。
納棺する時の身支度、とてもきれいにしていただきました。
お化粧ほとんどすることなかったので、ばっちりメイクしてもらいました。
衣装は薄いオレンジ色の着物👘でした。(おばが、白よりこっちと選んだ。)透き通る光沢ある薄い布も光って…
(天女みたいだ・・・)思ったら、おばが「いや〜、天女みたい。きれい……」って泣き出してわたしも一緒に泣きました。
美しくてきれいで泣けた🥲
写真は、小さなピンクの花飾り付いたピンクフレーム、背景は薄いラベンダー色、写真は…実家整理した時アルバムも処分して妹の写真がほとんど無くて探した。
まさか小学生の写真じゃね……
うーん。
何枚か選んで決まったのは、成人前の写真。笑顔いっぱい。福福してる。多少ぼやけていてもどうにかなる。
服は白いブラウスにしました。白いブラウス着ること無かったからそれにしました。
☆写真は、自分で自分の好きなの幾枚か選んでおくといいね。
見送られる方はあれこれ言えなくて、見送る方の選択になるけど…
きっと『それにして。こっちにして。。』伝えているよね😉?
🪷 🪷 🪷
通夜で、喪主からの挨拶。
弟が挨拶した。
何度も涙込み上げていて、話すのが辛そうだった。
弟の娘が(高校生)泣いて話せなくなっている弟に、「頑張れ!」声かけていた。
娘の声に弟はふっと気がゆるんで、その後話せるようになっていた。
それでも込み上げてくる…
「父が亡くなり、、母が亡くなり、、そして妹が亡くなり、、、
かなりこたえます…。」
弟気丈にしているけど納棺の時の妹の清拭の時も泣いてて奥さんになぐさめられてた。
向き合うの辛かったんだろうね。
我慢しないで泣いたらいいよね。
わたしもいずれは帰るけど。
弟の挨拶聞いて、少し思うことありました。
「父が7月、母が9月、妹は8月。合わせたわけではないだろうけど、なにか導きのようなものを感じています。」
とも話していた。
本当にそうだよね。
弟、感じていないようでキャッチしているよね。
妹死去する前に面会くるとかさ。
病院から呼ばれた時、まだ札幌向かってなくて直ぐ病院行けたとかさ。
ずっと会わなくてわたしの話だけ聞いてて、妹の様子や姿を見ていないから…来た時は苦しい姿。弟も苦しかったかな。
葬儀無事に終えられてよかったね🥲
喪主おつかれさまでした。
みんなに助けてもらった。
無事に妹を見送れたのは、みんなの愛のおかげです✨✨✨