〔記憶物語〕~海の中⑧
🐳 🐳 🐳
空を泳ぐクジラの大群を下から眺めていた
〈またいつものように空を眺めているのかい?好きだね、君は。本当に空が好きなのだね〉
好きよ、いけない?
〈そんなことはないよ。そんなに空が好きなんて俺は知らなかったな~と思ったんだ〉
言わなかっただけよ
言わないままでいたらこの先も貴方は私が空を好きだなんて到底知ることはなかったのかもしれないわね
〈そんな風に言うことはないだろう?知らないことだって有るさ。お互いになくてはならない魂とはいえ、なんでも知り得ているっていうことでもないだろうさ〉
そうじゃなくて、私がどうして空が好きなのかわかっているのかしら?
〈いや、聴いていないからわからないね。どうして君は空がそんなに好きなのさ?〉
青いからよ
〈青いから?なんでまた。たったそれだけの理由で空が好きなのかい?〉
そぉよ、いけない?
〈いけないなんて言ってないだろう。
なんだよ、さっきからいちいち突っかかって。何かあるのか?俺に〉
・・・知らない( ・ε・)
いいでしょう、どうだって、、
〈どうだってよくないよ。言ってくれよ?……
頼むから教えてくれないか?
なぜそんなに君の機嫌が悪いのか、、知りたいよ、教えてよ〉
・・今さっき。誰と話していたのよ?
〈誰と、って、、あぁ、重鎮の娘さんだよ。重鎮から話があるって呼ばれてさ、それで重鎮のいるところまで行ってたんだ!そこに娘さんもいたから少し話をしただけだよ。
他にはなにもないよ〉
娘さんと何を話していたの?
〈話す、ったって、《元気ですか?》と聴かれて〈はい、元気です!〉と言ったまでだよ〉
・・・そうなの、、ふぅ、ーーん…
〈なんだぁ?kayoやきもち妬いているのか?丸いままでいても、やきもちはちゃんとしっかりと妬くんだな!〉
なによ、その言い方~~!!キィ~~!
この、この、この、!!
〈あはははは!!無駄だって!丸いままなんだからどうしようもないって!ぶつかって来たって知れてるよ。ちぃ〰️とも痛くないよ。
ほら~、もっとぶつかっておいで!ぜぇ~んぜん!痛くないから~!あはははは!!〉
・・・く、ぐぐぐぐぐ……
〈kayoは本当に可愛いなぁ😊♥️可愛くて可愛くてたまらないなぁ~。
しあわせだなぁ、俺は〉
どうしてしあわせだって感じられるの?
〈kayoは感じられないのかい?
俺はkayoと魂が結びあっていることが、本当に嬉しくてたまらないんだよ。
こんなにしあわせな感覚は、kayoじゃないと感じられないものなんだよ〉
そぅかぁ・・・うん。私も感じてる!感じているよ!貴方と魂の奥から結び合っていることを、すごくすごく感じ取れているよ😊💕
しあわせな想いを感じあえているよ!
〈だろ~?
俺たちはお互いに、ちゃんとその想いを感じ取り合えているんだよ!
しあわせだなぁ~♥️っていう想いが、これなんだってさ〉
うん(^-^)!そうだね、
そうだよね!
私たち、ちゃんと感じ取り合えるということをたくさん練習して実践していたんだもんね!
〈そうそう、してきたしてきた。
本当にたくさんの経験の中でそれをしてきてやって来れていた。
大変な時もあったけどよくやれてきていた。
お互いに頑張って学び合って御魂の磨きを進めていこうと励まし合いながらやってきていた。
またこれからも旅に出ることがあると思うけど、ふたりで互いに支え合いながらその時その時の旅を楽しんでいこうじゃないか?〉
うん!楽しもう~ぅ🎵😆
それで、重鎮からの話はなんだったの?
〈次の旅の話をしていたよ。〉ー
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