潜在看護師のイメージ (僕の盲点)
前回の続きから看護師の人材不足の原因について考えてみます。
僕は、約62万人の多くの潜在看護師(ママ)が働きやすい仕組みや環境について色々調査をしています。潜在看護師(ママ)以外でも、現役の看護師ママさんがストレスを感じることなく、家族の為になるような働き方とはなんだろう。と常に考えているわけです。
看護師という仕事に『使命感』や『やりがい』を感じている方が多い中、看護師として働くことに億劫になっているという矛盾も発生しています。
約60名の看護師さんへのアンケート結果(※自社調べ)から、出産・育児など家庭の事情で潜在看護師が増えている。と仮定して、
なぜ看護師として働くことに億劫になるのかを考察してみました。
潜在看護師(ママ)が増えている理由(一部公開)
①旦那の理解が必要だと思う?
・「家事全般をこなせるなら、仕事してもいいよ」と言われた。
・共働きとなると子どもの送迎や食事の準備等の時間調整が難しい。
・夫が稼いで、妻が家にいるという風習が残っている家庭もある。
②職場環境の工夫や改善は必要だと思う?
・子供が急に体調を崩してしまった場合等を対応して欲しい等
・採用面接では子どもの急な対応はOKと言われたのに、いざ働いてみると現場スタッフからはいい顔されなかった。
・職場に保育園が併設されていたり、スタッフ優先で受入できる所があれば嬉しい。
③再就職や転職への不安はある?
・他の医療介護現場へ転職となると、その職場が自分に合ってるのか不安になる。
・現場スタッフとのコミュニケーション(小さい子どもがいることの理解)
・自分が働く場所は病院では無く、病棟である。現場のスタッフとコミュニケーションをとっていくので、いざ働いてみないと分からない不安がある。
④どのように就職先を探している?
・自分に合った医療現場や介護現場を探す手段が無い
・独身時代とは違い、家庭のある現状でのワークバランスが異なるので転職サイトもあまり使わない。
・週〇日~、時短が可能、、、なかなか条件に合う所が無い。
⑤進歩している医療知識・技術についていけるか不安?
・ついていけない。病院には戻れない・・・。
以上のことから、家庭のことで忙しく潜在看護師(ママ)さんは、そもそも今のワークライフバランスでの「看護師の仕事」のウェイトは低いと感じました。いざとなったら家庭の為に働けるけども、今は家庭や子どもとの時間を大切にしたいのだと、アンケートを集計しながら感じた僕の意見です。
アンケートを取らせて頂く前には、働きたいと思っていない看護師が多いのかなと感じていましたが、アンケート結果から家庭のこと、親の介護などで働きたいけど、働けない。そんな潜在看護師の方もおられました。
潜在看護師(ママ)ばかりに目がいって、働けるのに働かないのはなぜか?と思っていましたが、働きたいのに働けない看護師さんもいる。僕自身とても甘かったと反省しています。
看護師の社会的背景から、その人に合った、働きたいと思える職場を提供する。
格好いい感じにしたかったのですが、見出しまでつけて当たり前のことを大きく書いただけになってしまった、、、w
出産育児中等の潜在看護師さんが、気軽に働ける仕組み環境作りに取り組んでいる事業所さんの情報を公開しています。
●出来れば働きたくない看護師さんもいる。
●働きたいけど、働けない看護師さんもいる
仕事をしてもらうことに目線を置くよりも、仕事をしてみても良いかな。仕事したくなってきたな。と、思ってもらえるように環境を整えていくことで、潜在看護師の復職に繋がり、特に在宅の医療介護現場のPRをしていきたいと考えています。
↓その取り組みの第一歩はコチラ↓
最後までお読み頂きありがとうございました‼
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