日記(2021.2.28)
入団した時からだからずっと昔から知ってるわけじ
ゃないし、大して近くから応援できてるわけじゃな
いけど、私は私なりに精一杯応援してた。
だから彼がフィールドでのびのびプレーして沢山
笑ってくれることが私にとってのいちばんの幸せだ
った。
初実戦
27歳初実戦
スタメン発表を見た時すごく複雑だった4番で試合に
出してもらえる嬉しさと、1番ショートじゃないこと
への悔しさ(?)と
プロ選手だから試合に出ることすら難しいのは分か
ってるし出れてるだけでもすごいのは分かってる。
でも昔彼が言っていた「どこ打ちたいかってき聞か
れたら1番ですかね」って言葉が忘れなくて未だに引
きずってしまう。
それまで自分は…自分には…と謙遜しすぎていた彼
が話した数少ない主張だった
キャプテン
1打席目。
相手のサードエラーでの出塁。
完璧な当たりではなかったし、本来なら凡退だった
かもしれない。
でも去年とは全く違った。
以前までは追い込まれたら空振り三振が多く、
今日打ち返したコースは特にだった。
そこをバットに当て、出塁に持ってくのはほんと
に彼の努力だ。
守備でもしっかりキャプテンだった。
ルーキー早川のプロ初登板。
1人目のバッター
サードへの鋭い当たりをライナーで捕球した
あのプレーの後の笑顔は一生忘れない
私が待ってた1番見たかったものだった
そこにあったのはキャプテン、4番、主力…昨シーズ
ン沢山の重荷を背負っていた時のどこか不安そうな
顔ではなかった。
周りからの期待、プレッシャー、責任、その全てを
受け入れ、それすらも楽しんでいるように見
えた。
1番ショートじゃなくてもいい
任されたところを彼なりに彼のやり方でプレーして
くれれば。
今日はじめてそう思えた。そう思えるようなプレー
を見せてくれた。
私は今年もついて行くだけ
不器用で、一生懸命で、仲間に愛される彼に…