チョメルな小杉 VOL.2
妊娠中期に突然心のバランスが崩れ臨月まで続いたとても苦しかった時間のことは、いつかどこかのタイミングで残しておきたいと思ってる。同じように不安を抱えながら妊娠生活を送っている人がいるかもしれなくて、自分だけじゃないんだ、きっときっと大丈夫と思ってもらえたら嬉しいから。
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私がマレーシアで開催されている母親学級に参加したのは、心の不調が絶頂期の1月下旬。グラブに乗るにも電話を繋いでいないとパニックを起こして車を降りてしまうような状態で、たった片道20分が震えるほど恐怖だったのを覚えている。
始まる直前まで旦那さんに電話で大丈夫、できるよと繰り返し言ってもらい何とか席に着いたものの、自分以外の参加者がそれはもうとっても幸せそうに見えて涙を堪えるので精いっぱいだったなあ。
今これを書きながら、その時期のことを振り返れるようになってよかったと涙が出てしまう。そして辛い中でも母親学級に参加した自分を全力で褒めちぎってあげたい!
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お腹時代の赤子a.k.aべいびーちゃんのことを全く考えられない状態での参加だったけど、3週目頃からは体調が少しずつ回復してきて、みんなと楽しくおしゃべりをしたり悩みを共有したりできるように。
最後のほうは正産期に入っていたため「よかったー今週もきたね!」と言われながら無事全クラス終了。前向きな気持ちで出産の日を迎えることができました。感謝。
母親学級に参加した中で私が3月中旬と一番出産予定日が早く、その数日遅れだったのがTちゃん。
私たち以外は2か月あいて5月から順々に出産予定だったので、予定日の近いTちゃんとは少し多めに話をしてもらっていて、母親学級が終わってからも連絡を取り合っていた。
出産前日、おしるしっぽいのがきて病院に行ってきたよ、生理っぽい鈍痛みたいなのが続いてるよーそろそろかなあ?とLINEしていて、私は翌朝出産。Tちゃんからもおめでとうー!って返信がきてたのに、なんとその後Tちゃんも同じ日の夜に出産という奇跡。二人とも予定日より10日くらい早い出産!
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コロナによる規制が緩和された後に再会。このショットなんとも言えない笑
うちの小杉にとって人生初めてのお友達となるOくんに会えたときは不思議なかんじがしたなあ。
おなかにいた頃を知ってるから、はじめましてというより"やっとおなかのお外で会えたね"ってかんじだった。
Oくんの「この赤子やべえ」という気まずそうな顔がかわいすぎて悶絶。本当にかわいくて優しい男の子。ずっと小杉を心配そうに見守ってくれててきゅんとなる。我が娘の破壊力よ...。
妊娠中、子育てのこと気軽におしゃべりできる友達ができる未来も、赤子にお友達を作ってあげられる未来もどちらも全く想像できなかったから、2人が並んでいる姿が夢みたいで、大袈裟なんだけどTちゃんにも感謝しかなくて胸がいっぱい。
分からないことだらけの海外生活の中で、同じ月齢の赤ちゃんがいる友達がいてくれることがどれだけ心強いか身に染みて感じている。
母親学級に行ってよかったなあ。やっぱり無理だと諦めてたら、赤子2人が並ぶ景色はなかったかもしれないんだ。チキンライスデリバリーしてだらだら世間話することもなかったんだ。本当によかったなあ。
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【完全なる余談】
わたしがTちゃんと仲良くなってからというものの、旦那さんがOくんと小杉が大きくなって再会して恋に落ちるという壮大な妄想をしている。マレーシアで同じ日に生まれた2人のラブストーリー笑
最後はお互いの父親同士がきゃっきゃと写真を撮っていた手つなぎ熱々写真で締めくくります。