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生理学 神経線維の興奮 活動電位
皆さんこんにちは!
前回は文字の多い投稿をお読みくださり、ありがとうございました😊♪
かなりのんびりペース🐢で神経の範囲、進んでいます。
神経の範囲は、ポイントとなる箇所が多いため
結構大事なことや複雑なところも、総復習用の参考書や問題集になると
細かい解説がスルーされがちです💦
そして、3年生試験前にふと問題を解いてみたり
ちょっと教科書を読んでみたら
「あれ、、?ここよくわからなくなってる、、!?」
なんてことが起こります😳😱
わたしも、「生理学で試験の点数とりたいんだ!!」なんて意気込みながら
国家試験1ヶ月前になって、「(今まで勉強してたはずなのに)初めて聞くような定義がある、、」ときちんと理解できてなかった部分を見つけてしまい
半泣きになっていた記憶があります。笑
なので、受験生の皆さんには少々スローペースに感じられるかもしれませんが
教科書のこんなすみっこみたいな範囲も、出題されるとなれば、じわじわと確認していきますよ😊⭕️
今週の問題
問 活動電位発生時に脱分極を起こす主な要因となるイオンはどれか。
(はき第16回)
1 塩素イオン
2 重炭酸イオン
3 カリウムイオン
4 ナトリウムイオン
答えはさくっと、4ナトリウムイオンが 正解です⭕️
では 活動電位の流れ、復習しましょう!!
活動電位(インパルス)
活動電位は、前回お話しした静止電位の状態があってこそのお話です。
〜静止電位(前回触れられなかったところ)のおさらい〜
✔️安定した神経線維の膜電位のこと。
(⭐️膜電位は細胞膜を帯びる電位のこと)
細胞内は細胞外に対して約-60~90mvの電位を示します。
(=細胞内の方が細胞外に比べて負の電位ということ)
そんな状態から、、、
①静止(フラットな)状態の膜電位がプラス方向へ変化すること→脱分極
マイナス方向(静止電位よりマイナス方向に行ってしまうこと)→過分極
と言います。
②膜電位が脱分極が起こる一定の値(=閾値)に達すると、、
細胞は自動的に興奮!!→活動電位を発生します!!
⭐️活動電位は神経細胞と筋細胞のみに生じます
活動電位の経過
① 静止電位:安定した膜電位
②閾値:活動電位が発生する電位
ナトリウムチャネルが開放される膜電位
③脱分極:ナトリウムイオンの細胞内流入!活動電位が発生!
(細胞膜に何か刺激を受けて膜のナトリウム透過性が亢進した結果です)
④オーバーシュート:活動電位の正電位の部分
(膜電位が0を超えて+の数値になります)
⑤再分極相:カリウムイオンの細胞外流出、再び静止電位に戻る
(ナトリウムイオンが細胞内に入ってきて細胞内外の電位差が逆転してしまったのを、カリウムイオンが出ていくことでまた調節しようとします)
⑥過分極性後電位
⑦脱分極性後電位
⭐️細胞内に流入したナトリウムイオンと流出したカリウムイオンはナトリウムポンプによって元の分極状態(ナトリウムが外、カリウムが内)に戻ります。
出典 集中講義生理学/岡田隆夫/MEDICALVIEW
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