見出し画像

生理学 神経伝達物質



皆さんこんにちは😊

今日はタイトルの通り、神経伝達物質についてです。
神経から神経に興奮や情報が伝えられる時、出てくる物質です。
ホルモンの時と同様でカタカナが多いので、しっかり確認していきましょう✨


今週の問題


問 興奮性伝達物質として働くのはどれか
(はき第18回)

1 グルタミン酸
2 ガンマアミノ酪酸
3 一酸化窒素
4 グリシン


これ、答えは1番です。

「へえ。。」で終わってしまわないように、
神経伝達物質についても、そのほかの選択肢についても
復習していきましょう。


そもそも神経伝達物質とは

数十種類以上存在し、ニューロン同士、あるいはニューロンと効果器との情報伝達を仲介しています。
ニューロンの種類や存在部位によって異なる機能を持ちます。

画像1

参考資料:病気がみえる 脳・神経 Vol7    MEDICMEDIA



興奮性の神経伝達物質

アミノ酸系の興奮性神経伝達物質としては、グルタミン酸 が挙げられます。
これは、中枢神経系(脳)にて、ニューロンを興奮させる作用があります。


抑制性の神経伝達物質

抑制性の神経伝達物質としては、
GABA(ガンマアミノ酪酸)グリシンなどが挙げられます。
GABA:中枢神経系(脳)にて、ニューロンを興奮を抑制させる。
グリシン:脊髄、下位脳幹にてニューロンの興奮を抑制させる。

↑働く場所が少し違いますね!

上記の太文字3つは、脳や脊髄などの中枢神経で働きますが、
末梢神経で働く神経伝達物質としては

ノルアドレナリン、アセチルコリン が挙げられます。

ノルアドレナリンを放出する神経としては、
交感神経の節後線維があります。

そして、アセチルコリンを放出する神経としては、
運動神経、自律神経の節前線維、副交感神経の節後線維などがあります。
詳しくは自律神経の範囲を復習するときに確認しますが、

⭐️運動神経では、シナプス小腔にアセチルコリンが蓄えられており、
活動電位が発生した際に神経終末から放出され、骨格筋上にある受容体と結合するとされています。

と言う風に、、
シナプス下膜には神経伝達物質と特異的に結合し、反応する受容体が存在するのです🐶!🐾


受容体

受容体には

アセチルコリン受容体として、ニコチン受容体、ムスカリン受容体があり
アドレナリン受容体として、α受容体、β受容体があります。


ニコチン受容体、ムスカリン受容体はアセチルコリンと
α受容体、β受容体はノルアドレナリンと
特異的に結合する と言うことです


人の興奮の伝導は
電位だけでなく、伝達物質も関わって行われていく と言うことですね!

今日で神経の総論は終わりになり、
来週からはついに、中枢神経である脳や脊髄を確認していきたいと思います!



本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

おもしろい!と思って頂けたら、本記事を「スキ❤️」「各種SNSでシェア」などを頂けましたら、これからも頑張る励みになります💪✨

公式LINEもご登録、お願い致します。
(セミナー情報や、購読者でない方へも配信をします)



ここから先は

0字

柔整マガジン365+1

¥980 / 月 初月無料

各分野のspecialistが、柔道整復師の国家試験の問題をベースに、学びを提供する〝柔整マガジン〟毎日更新で、日々刺激を与え続けて行きま…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?