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生理学 視覚について


こんにちは😊

このマガジンでの最後の生理学の記事です🌼よろしくお願い致します!
長いこと神経について記事を投稿していましたが
前回、視覚野について少し触れたので
今回はちょっと道を逸れて、感覚器「視覚」についてです。

学生時代、ホルモン、神経の大きな壁を乗り越えて国試前最後に
教わった範囲が感覚器でした。

すごくすごく、苦手でした😵 周りにも「目の方はわかるけど耳が苦手…」
はたまたその反対…などの声がクラスメイトから多く見られました。

ですが、国試で必ず出る範囲!!!
視覚についても聴覚についても1題ずつ出ることも!!!

…というわけで今回は久しぶりに国試の過去問を用いて勉強していきたいと思います。

しっかり確認するとなれば、1週では到底収まりきりません!!
なので、今回は選択肢の確認を基にやっていきましょう✏️

ありがたいことに生理学の記事だけのこちらのアカウントをフォローしてくださっている方もいますので
マガジンは今週で終了してしまいますが、生理学の基礎についてはこれからも記事の更新を考えております。

なのでまた隙間時間に確認材料として利用していただけるようなボリュームで書いていきますね!


今週の問題


問 近くのものを見るときに形が変わらないものはどれか?
(はき第21回)

1 水晶体
2 角膜
3 毛様体筋
4 虹彩



「こんなのやったなあ」という方も「この前勉強したばかり!」の方も
正解は分かりましたでしょうか…??


答えは2番です!


それぞれどんな役割があったか、覚えていますか。

まず、こんな簡単なイラストでイメージしましょう!!

画像1

青い矢印は光刺激の入ってくる向きです。
目の断面図を横から見ているイラストです。


1 水晶体

イラストでは水色で表した水晶体です。
水晶体は瞳孔(黒目の中でも黒い部分)の後にあります。
水晶体はやわらかい部分なので、その厚みを変化させることで
遠近の調節に関わります。
近くのものを見るときに厚みが増す水晶体は今回の問題では✖️の選択肢となります。

2 角膜

イラストでは1番外側で、普段私たちにも見えているといえば見えている部分ですが、透明なのであまり意識したことはないかもしれませんね!
白眼から黒目までの眼球の前1/6部分を覆っています
角膜は外側の膜なので、名前の通り眼球を刺激から守ることが役割です。
視覚情報の処理や、ものの見え方の調節は眼球のさらに内部で行われているため
角膜の仕事ではありません。なので、今回の問題では⭕️となります!

⭐️ちなみに、皆さんご存知の通り眼球は丸い形をしていますよね。
なので、眼球の後方部分までを含めた全体を覆っている1番外側の膜は角膜ではなく、
眼球の後5/6部分を覆っているのは強膜になりますので気をつけましょう!!


3 毛様体筋

毛様体筋もイラストに載っていますね。
毛様体筋は、毛様体小帯という繋ぎ目を介してイラストの通り水晶体とくっついています。

画像2

毛様体筋は水晶体を丸く囲うように存在します。
そして、遠くのものを見る/近くのものを見るために水晶体の厚みを変化させるのが役割です。
なのでまとめると、遠近調節のためには
・毛様体筋の収縮と弛緩
・毛様体小帯の伸縮
・水晶体の厚みの変化
の3つが連動して起こることが必要なのです。重要な役割を担っている部分ですが、今回の問題では✖️の選択肢となります。。


4 虹彩

そして最後の選択肢がこちらです!

虹彩は、眼球の前方、薄い円盤形の部分です。
ものを見るときに重要な光の量の調節をするという役割を担っています。
目に入ってくる光の量を調整してそのものの像を捉えています。
そして、この虹彩部分に含まれるのが、瞳孔、瞳孔括約筋、瞳孔散大筋です。

瞳孔は虹彩の中央にある孔のことで、その周囲に上記の2つの筋肉があります。

遠くのものでも近くのものでも、大きなものでも小さなものでも
私たちがものを見るためにはこの部分が動くことはマストの条件となるので
今回の問題では✖️の選択肢となります。


文字の多い記事になってしまいましたが、
少しは思い出す材料になりましたでしょうか…👀
また、次回もイラストをつけて確認していきましょう!




本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

おもしろい!と思って頂けたら、本記事を「スキ❤️」「各種SNSでシェア」などを頂けましたら、これからも頑張る励みになります💪✨

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