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2023年からのキャリアブレイク期の記録

(最後の投稿が2022年6月ですので、約2年ぶりの投稿です。)

随分時間は空きましたが、私は変わらず元気です!
そして、2023年から、家族で拠点をシンガポールに移し、現在に至ります(2024年8月現在)まもなく、一度日本に完全帰国します。

先日、ネットで「キャリアブレイク」という言葉を見て、思わず、私のことだ!と感じ、久しぶりのnoteを書いてみることにしました。

約1年半のシンガポール生活は、私にとっては、キャリアブレイク期であり、次のステージにいくための期間になったことは間違えありません。


キャリアブレイク期に至った経緯

私は、2023年3月から家族でシンガポールに拠点を移しました。
遠隔でできる範囲のものはしつつ、こちらで何か新しいことをするために拠点を変えたわけでもなく、子どもたちも新しい環境に適応できるかわからなかったし、子育て中心の生活を送るつもりで来ました。そして自分の心身のリフレッシュもかねていました。

それ以前の2~3年は、コロナがあり、自身の会社の事業の行き詰まりや、事業整理、会社の再構築など、心身ともにしんどい期間が続いてました。体調を崩し、外に出れない期間も体験。それもあって、自分を追い込むような働き方や、無理して続けていたものを全てリセットして、新しい環境を求め、家族と色々なタイミングを模索し、2023年3月に思い切って、環境を変えてキャリアブレイク期間に入りました。

30代は子育てが始まり、親との死別や、環境が目まぐるしく変わりすぎ、体も変化していくる時期で、本当に疲れ切っていたとも感じます。

思い切って環境も、目の前にあったものもリセットして良かったことは色々あるが、キャリアブレイクから得たもの3つを今日は伝えたいと思います。

●人との比較が全くなくなった

自分が何かをしていると、相手が何している人が気になるが、自分自身が今何もカテゴリーがない自己概念でいると(外から見ると、親であり会社経営者ではあるので全くないわけではないが)気にならない。みんな今その選択を生きているだけと、どこかメタ認知されているような感覚で相手を見ている自分がいて、比較するような尺度で人を見ることもないため、どこかいつも心が穏やかな状態です。

●余白ができると、結局自分がやりたいことに戻る

やりたい仕事でも続けてくると飽きてきたり、どこか無理してさらに成長させようとするのは自然なことだとも思う一方、必ず無理していると歪が来る。(これは成長の過程の一つだとも言える)。でも手放してみると、やっぱり自分ができること、やりたいことに戻ってくる。

私はこの1年、自分から敢えて仕事を作りに行くことはせず、自然な流れで出会った人と対話をし、いくつか仕事になったものがあるが、それは全て結局、自分がしてきたことの積み重ねが形になった仕事だった。これは自分でも面白いくらいだった。結局、自分にできること、自分の強みはこれなんだと確信が強くなる出来事でもありました。

●価値証明がない世界にいる

キャリアブレイクを経て、本当に自分が心から喜びと感じるものに気づく感度が高くなった。資本主義の中で、成果や結果を出すことで外部の評価や報酬がもらえる世界であることは大前提ですが、誰かに評価してもらうためとか、こう思われたいから、というような価値証明が全くなく、より自然体で生きれているような気がしている。

キャリアブレイク期の終わりがそろそろ来ているように感じている。明確な期間はあえて区切るつもりもないが、2023年~1年を経て、私は現在、新たな展開を準備しています。これもキャリアブレイク期があったからこそ、自然と自分の心が動いたことが次のアクションに向かわせている。人生って面白いな~と自分と向き合う期間は本当に発見の連続でした。

つねに全力で走り続け、成長を追うことだけが人生ではなく、立ち止まったり、環境を変えて、自分を再認識したりできる「キャリアブレイク」は、長い100年時代の一つの選択肢として、広がっていくといいなと感じている。

そんな久しぶりの近況報告でした。



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