分断と統合の分かれ道
今回のコロナの影響で、私たちの身近な生活も含め、世界的に大きな変化が訪れています。
歴史の教科書にも載るかもしれない今回のコロナ… このコロナの影響により、より社会が〇〇に向かっていくことになった‥
というような記述が書かれることがあるならば、この〇〇の中に入る言葉はどうなるのだろう。分断か統合か、分かれ道にきているような気がしています。
国と国が協力して問題に立ち向かっていたはずの関係性が、コロナの影響で、自国優先主義になり、アメリカは中国をコロナを蔓延させた責任を批判するまでになっている。これから日本も含め各国も経済危機になっていき、自国優先の選択をしていくのかもしれない。
SDGsをはじめ持続可能な社会を実現していくためには「統合」をしていくことが大事。誰かの犠牲の上に成り立つ、利益主義は絶対に持続していかないし、人と人の対立、国と国の対立も、悲しい結末しか生まないと、過去の歴史から学んでいるはずだと思っています。
自己主義は周りも自分も疲弊する
身近なところに例えても、一時期ニュースになっていた買い占め行動も、自分優先主義のように見えて、どこか心がザワザワしたし、自分たちだけいい思いしようと動く人のエネルギーは、とても周りを疲弊させるなと感じています。
「お店閉めろ」と必死につぶれないように努力をしている方々を責める行動や、マスクの転売など、人は危機的状況になったときに、素性が現れるなとも感じています。
コロナは抱えていた問題を顕在化させているのかもしれない
日本が直面している格差問題。日本は1億総中流だった数十年前から大きく変わってきています。生き方が多様になっていくことは喜ばしい一方、経済格差、教育格差がこれから益々進んでいくのかもしれない。
我が家も、小1の娘は小学校が始まらないために、自宅学習に切り替えています。2歳児もいる中で何とか時間を作り、娘にひらがなや数字を教え始めていますが、外に働きにいかなければならい家庭や、それもままらない家庭もあることが容易に想像がつきます。
一時代を築いていた雑誌の休刊や、後継者がいない事業の閉鎖など、本来時代と共に終わりを迎えたものを加速化させたようにも思います。コロナ離婚も然り。
私自身もコロナで自粛を余儀なくされたことをきっかけに、本当に自分にとって必要なものは何か改めて考えさせられています。
二極化が進む現実とどう向き合っていくか
コロナ後の世界は、より本質的なモノが残っていくと思います。一人の人の力には限界があります。よりみんなが周囲の人たちを気遣い合い、応援し合い、一人ひとりが強みを発揮して輝く日々が実現して欲しいと個人的には強く感じています。私ひとりの力でできることはとても小さいけれど、いち経営者としても、キャリアコンサルタントとしても、現実と向かいながら、できることを模索していきたいと思います。
年始に書いた私の今年のテーマは統合です。
「コロナはより社会を統合へと導いた」となる未来が来ることを願って。
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