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アメリカの両立環境もなかなかヘビーだった( ;∀;)

ワシントンD.Cに来て1週間。先日こちらに住む友人家族と過ごしました。友人家族は、オーストラリア人の夫と日本人の妻、子供が4歳と1歳の4人家族。夫婦共にワシントンD.Cで政府機関に勤めるパワーカップル。せっかくの機会なので、両立事情を色々聞かせてもらったところ、とにかくお金がないとこの国では両立はできないことがわかってきました。

保育園料金は子ども二人で月50万!?

アメリアでは出産後短期間で仕事復帰を果たす人が多く、0歳の期間はナニーさんを雇い自宅で見てもらい、1歳以降はデイケア(保育園)に預けていく方が多いようです。住んでいる地区や州にももちろんよりますが、保育園費用などの国の補助は一切ないため、一人当たりの保育料の相場は20万前後、子供が二人になれば当然×2…(率直に言って高すぎでしょw)。
この額を出してまで預けて働く(給与を稼げる)夫婦が利用するという状況のようで、小学校からは無料になるため、それまでは自宅で子どもを見る専業主婦(夫)を選択する人も多い理由がわかります。

公園で子どもを遊ばせていた時、生後17ヵ月の娘さんを公園に連れてきていたパパさんと話してたら、妻は大学教員で忙しいから今自分が子供を見ており、そろそろデイケア(保育園)に入れて、自分も仕事を再開する的な話をしてました。。こうやってどちらかが調整しているケースもあるようですね。(※日中公園に行くと、平日でもパパが連れてきているケースを見ました。)

我が家も現在、せっかくの機会なのでアメリカのデイケア(保育園)に入れるための手続きを進めていますが、あまりに高いので、短い期間でと思っているところです。(預けないと私が仕事ができないので…)

アメリカは先進国の中で唯一「有給の産休制度」を取り入れていない。

州によっても変わってきているようですが、出産の休暇は取れても、産後の育休中に支払われるお金は一切ありません。休んだ期間は0円
だから、みんなナニーさんを必死に探して、1日2万以上かけても、短期間で復帰していく。(めっちゃ過酷‥‥自分もフリーランス&会社経営しながら2人生んだので、この止まったら0円感覚の怖さはめっちゃわかるので、すぐに復帰したので同じ境遇ですが、こんなの自分の子供には絶対おすすめしないし、産後は絶対身体を休めた方がいい)。 
アメリカは産後の女性にあまり優しくはないですね。。。

妊娠出産費用も200万~300万程度!?

医療費が異常に高く有名なアメリカ・・。どういった保険に入っているかで出産費用もカバーされる額が異なります。妊婦検診から出産までにトータル200万程度かかる。このどういった保険に入っているかというのがポイントで、要するに月額高い保険に入れば入るほど、必要な時にカバーされる金額が変わる仕組みで、結局先に払っておくか、病気になったりしたときに払うかの違いで、高いには変わらない。。。(病気になれなよアメリカでは・・・涙)

だからめちゃくちゃ働いている人は働いている

本来働くことは好きなアメリカ人。奴隷文化の歴史もあって、家事などは外注する文化や、料理も基本的には作るという工程はあまりなく、便利なものを利用しているように思います。日本のような年功序列の賃金制度があるわけではないので、自分のキャリアを示していくことが強く求められるため、働く人はめちゃくちゃ働いているようです。(会社から帰宅後も、ボスから仕事メールが飛んでくることもよくあるそうです)

住宅事情も大都市圏はそれなりに不動産価格が高い
ざっと都市部の共働き家庭にかかるお金は下記のような感じかな・‥

ガタガタプルプル....(O_O)

こうやって比較してしまうと、自分たち恵まれてる?と思わざるを得なかったアメリカの両立事情^^;

本来は、自分も含む日本の女性たちに両立で参考になるような取り組み方などがあるかな・・と期待していましたが、逆にこんなにまでして、仕事と子育てしているんだ^^;という逆に恐れ多いというか、日本でこんなに保育に関わる保証が充実しているのに大変って言って申し訳ないような・・・そんな気持ちになってしまったのが、率直な感想です(笑)
でもある意味の平等というのであれば、、保育環境にたくさんの税金を投入している日本は、子供を持たない人からするとそれは享受できていないわけで、アメリカは、子供を持つのも持たざるも、どんな生き方を選択しても自己責任って社会という意味では平等なのかもしれません。

日本の場合は、物理的な保育環境の充実よりも、両立していく上で、旧来の価値観や周囲からの共感の低さと言った別のハードルもあるような気がしています。
今回話を聞いた日本人ママさんが、「オーストラリア・アメリカ・日本と比較した中で、どこで子育てするかを考えた時に、日本だけはないと思ってる」という言葉が印象的でした。。
(※あくまで私の個人レポート&意見ですので参考までに)

ではまた!



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