#想像していなかった未来

小学生の時の夢は、学校の先生でした。

HSP気質な私は思春期を迎えると共に
生きずらさを感じるようになりました。

人の目が気になり、人から嫌われてはいけないと思い、どんどん本当の自分がわからなくなっていました。
将来のことを考える余裕などなく、ただ日々を過ごすことに精一杯でした。


運動が好きな私は、昔から1人で走っていました。特別速いわけではありませんが性格的にあっているのだと思います。
中学では陸上部がなく、高校で陸上部に入りました。
そこでは顧問と合わずとても辛い思い出ばかり。もちろん1番の落ちこぼれでした。
ただ1つ下の後輩とは気が合い、全力でその子をサポートするために何とか3年間部活をやりとげました。

社会人になってからも1人で走り続けていました。
フルマラソンやハーフマラソンにも出るようになっていました。

そして夫と出会い、結婚出産を経験し、SNSなどの情報のおかげでHSP気質の対処法も知り、とても生きやすくなっていきました。

その矢先、知り合いの繋がりで小学生対象の陸上のクラブチームで一緒に練習することになりました。
純粋でキラキラ輝いている小学生と一緒に走る喜び、成長していく姿をみれる感動を知りました。
生きずらくて辛かった思春期時代の私の心がワクワクして胸の奥からでてくるようでした。

いつのまにかコーチのような存在になり約10年経ちます。

その経験から違う市の陸上チームからお声がかかり外部委託コーチとしてお仕事することになりました。


私はいつのまにか夢が叶っていました。

少し形は違うけれど先生と呼ばれるように
なりました。

今思えば高校時代に後輩をサポートした時から誰かを支えることがすきだったかもしれません。

HSP気質の良いところは、相手のことも敏感に察知できること。
一緒に走っている子供達の微妙な変化にすぐ気付けるのでさりげなく声をかけます。

昔、困っていた自分がしてほしかったことです。

その時には想像していなかった未来が今ここにあります。

私がひとついえることは、好きなことを続けていたらきっと素敵な未来があるということです。

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