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DNAテスト 23andmeでまさかの結果

去年、ボスが私の誕生日に約束していた23andmeというDNA検査キットをプレゼントしてくれた。

唾液をプラスチックのチューブに採取して郵送すると、遺伝子的な体質や習性(癖毛だとか パクチー好きかとか 耳垢はウエットか乾燥気味かとか 富士額かとか もう既にわかっているんだが)、人種の分類などを分析してくれる。
罹りやすい主要疾患の項目も、「医療用の診断ではないという」但し書き付きで表示される。

アメリカ人ならいろんな移民構成がある場合が多いから、きっといろんな国名が出てきて面白いと思うのだが、日本みたいな、まだあまり人間の出入りが激しくない国出身だと、あまり面白みはないかもしれない。
まぁ そもそも「日本人」の定義もよくわからないのだが。

我が家には「絶対韓国入ってるはず!!」という、根拠のない思い込みがあった。
父方の先祖の墓が日本人ぽくない名前だったから、それだけなのだが。
(後で調べたらその名前は別に日本人にも珍しい名前ではなかった。)

なので「絶対100%日本人なわけないわ!」と根拠のない確信のもと、韓国人満々で、唾液を採取し郵送。
1ヶ月もしないうちに結果のメールが来た。たまたま日本に里帰りする日だったので、ワクワクしながら搭乗待ちのロビーでメールを開けた。

え!?

ちょっとコレ見て!!ってロビーにいた人に見せたい衝動に駆られた。

夫に「私 長いこと韓国人入ってると言ってたけど、嘘ついてました!」とメールで即報告。

99.1% 日本
0.9% 中国南部 台湾

だったのだ。
根拠のない思い込みの、その斜め上をゆく結果にワクワクしてしまった。
非常に低いパーセンテージなので、まぁ誤差ということもあるかもしれないが、0.9%のロマンである。

DNAでうっすーく繋がっていると思われる、遠い親戚リストを閲覧できるのだが、日本在住の場合は利用できない検査らしいので(変わるかもしれないが)、私の親戚の大半はこの0.9%によって、中国人名、ベトナム人名、韓国人名がほとんどを占める。その数800人を超える。
ひいひいひい爺ちゃん婆ちゃんが同じだった(かもしれない)遠い親戚など。
日本人名の人はほぼ北米在住である。

職場のジャッキー(中国系)やノンとリー(ベトナム系)も親戚かも知れないのだ。

繋がりが近い順のリストのトップの方ににあった人に連絡をとってみた。
うち、中国人名のサンフランシスコ在住の男性から返信があった。両親がアメリカに移民してきたので、中国のことはわからないのだけれど、お爺さんが中国南部の出身だったらしい。その先は不明。もうちょっとやる気出して、あともう一世代頑張ってリサーチしてみてよ… 

日本人の女性からも返信があった。祖父母の出身の県が一致するので、繋がりが私の父方か母方をクリアにすればもっとハッキリするはずだ。

父方の祖父側は1800年代まで(父の叔父がつくった家系図リストもどきがあった!)分かった。祖母側の先祖が窯業の技術習得などに中国に行ったりしているので、0.9%はこのあたりではないかと踏んでいる。

母方は叔母が家系図らしきものを作成していたので、それをコピーさせてもらう予定。

己のルーツに興味を持ち始める、歳をとった証拠である。
ええ、自覚してますとも。

存命の親戚がいる間に調査せねば!





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