韓国ドラマ 沼の理由
日本語に飢えている訳ではないのだが、よほどの名作でない限り、映画まで英語で観なくていいわ…となり、日本のドラマが観たくなる。日本で邦画をあまり観なかったのも似たような原理か。
アメリカのNetflixでJapanese drama と入れると、必ず韓国ドラマ&中国語ドラマもズラリと並ぶ。よくあるアジア一括りである。
まぁどれも一緒に見えるか…
日本の人気ドラマも英訳の題名がとんでもなく想像の域を越えるので、サムネイルに知っている俳優が出ていない限り、どこのドラマなのかわからない。最近の俳優にも疎くなってきたのでこの手段すら危うい。
サムネイルをクリックし、俳優名でどこのドラマなのか推定。日本人名であれば俳優名で検索して原題を探し、レビューなどを軽く目で追い、面白そうなら観る… という長い道のりを経る。
まぁ 確かに「逃げ恥」とか、英訳したらなんのドラマわからなくなるから仕方ないけど。内容を汲んだ題名にするともっとわからなくなることもある。
The full-time wife escapist という日本のドラマを見終わった後に、それがあの有名な「逃げ恥」というドラマだと知ったのだ。
せめてこちらのkarate kidがベストキッドになったくらいのレベルの近さで題をつけて欲しい。
先日、息子が友達の家でアニメを観てくると言うので題名を聞いたら、「Your name」。これならわかる「君の名は」。
最近ハングル文字が少し読めるようになったので、勉強もかねて韓国ドラマを見始めた。映像に出てくるハングルを読んでみたり、セリフをよく聴き、字幕を見て、自分の知っている動詞や形容詞を聴き取る。通勤時にYouTubeで繰り返し聞いている単語や活用がいくつか分かるようになっていて嬉しい。
今更なんだけど、韓国ドラマ面白いね!
大昔、祖母の家に遊びに行ったら、9時前になると「じゃあ 今から冬のソナタ観てから寝るから」と2階に上がって行った。
「婆ちゃんも冬のソナタにハマっとるとよ」と70代だった婆ちゃんが恋愛ドラマにハマるってどういうことだろう?と思いつつも、当時私はまだハリウッド映画絶賛洗脳中だったので、見向きもしなかった。
あれから20年以上経ち、ハマる理由がやっとわかった気がする。
ベタで話の流れは想像つくのだが、あの昔の「なかよし」や「りぼん」系の、「うわー!なんでそこですれ違うかな?」「今 なんで言わないのよソレ!」ひねり&じれったさ盛りだくさんのあのつくり!
アメリカドラマなら1話で達するであろう恋愛関係に進むまでに3話は要する控えめアジア文化!
そして最初は全然かわいくもカッコ良くも見えなかった主人公達が、3話目あたりからかわいくイケメンに見えてくるあのミラクル。
鼻息荒く、「韓国ドラマ面白い!また俳優がカッコいいのよ〜!きゃあ〜 あの頃もし韓国ドラマハマってたら、私韓国人と結婚してたかもしれない〜」
と、アホ丸出しで言ったらば、
「あんなに家やら義家族に縛られる文化にキミが向いてる訳ないじゃん」
と、アメリカ人夫の的確なツッコミ。
おっしゃるとおりです…