国歌&校歌は口パクで

大人になってあまり意識したことはなかったのだけど、私はいわゆる宗教2世と言うカテゴリに入るらしい。中学生辺りで離れたので、人生に致命的な打撃はそれほどなかったと思う。(それなりに子供時代に影は落としたけど)
無理矢理続けさせることなく、私に決めさせてくれた母にはある意味感謝だ。
ただ、母が悲しそうだったのは、ちょっと切なかった。だって一般的に子供はオカンLOVE❤️じゃないですか。

私が5歳の時に母が入信して、週3回の集会や伝道活動に連行されていたので、神以外を崇めるような行為はアウト。
国歌や校歌は歌っちゃいけない。

体育館を校歌が響き渡り、しかも担任が列の間をゆったりとしたテンポで歩く。歌ってるかチェック。

堂々と無言を貫く勇気&信仰を持ち合わせないチキン野郎だった私は考えた、

「神よ、声出してなかったら 歌ってるとカウントされないのでは」

我ながらナイスアイデア。(アホ)
厳密にはアウト(いや厳密じゃなくても多分アウト)なんだろうけど、小学生の私は自分ルールを適用。
神も「それでもいいよ」って言ってくれた(と思う)。

アメリカでもイベントなどで右手を左胸に当てて国旗を注視し、忠誠の誓いPledge of Allegianceを暗唱する場面があるのだけれど、私はどうも幼い頃に刷り込まれた「そういうこと」に対する拒否反応がいまだにあって、起立はするけどそれ以上はしない。

なんだろなあ。

今の言い訳としては、「私はアメリカ市民じゃない」からにしておこう。
(グリーンカードは持ってます)

*子供達は幼稚園の時点でPledge of Allegianceを暗唱し、毎朝学校で校内放送と共に起立して唱和するので、みんな当たり前に言える。



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