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白雪姫&ゆかいな仲間たち

我が家は住宅地にあるのだが、近辺にはまだ開発中のエリアもあり、緑はそこそこ残っている。
人間に追いやられた動物もひっそりと暮らしている。どこに住んでいらっしゃるのか存じないのだが、私は彼らをフレンズと呼んでいる。

誰も好きじゃなかったお菓子、固くなってしまったパン、娘の食べ残し、中途半端に残ったパスタ、肉のはしきれなどをポーチに置いておく。
夜9時近くなると、庭の防犯カメラが反応する。

常連は
アライグマのボブ、チャンク、他
スカンクのぺぺ
オポッサムのオポ 小さいオポ
アライグマやスカンクは二人連れで来ることもあるので
「お腹すいたな。今日あそこ行ってみる? なんかあるかな?」
「ほな 見に行こか?」
って感じで来るのだろう。

たまに異種同士が鉢合わせになり、やんのか!的な雰囲気なることもあるが、大体どちらかがあっさり引き下がり、時間をおいて再度やってくる。
オポッサムは結構強い。
オポッサムの写真は後日お見せしたい。大型ネズミとコウモリ足して2で割った感じのルックスである。ちょっと悪魔っぽい。見たことないけど。

夏場に暑い日が続いて以来、なんと水もご用意。
しっかりご利用いただいている。
きめ細かいサービスが定評で、食べログでは星4つ獲得。予約は受けない、その日の食材によって開いたり閉まったりする、こだわり親父のラーメン屋のような営業スタイル。


お客様 水にご飯突っ込むのやめて 
そして洗わないで 
ちゃぷちゃぷ…
お粥できました


昼のフレンズは主にカラス御一行様。
彼らは賢いので、私が庭に出るのを木や屋根の上から監視している。家からちょっと離れたところにいる私でさえも認識する。
「いつものゴハンのおばちゃん出てきた!」と鳴いて、仲間同士連絡を取り合っている。
「今日はねぇ 失敗したパンやで〜」
と声をかける。
「あざーす!いっつもすみません!いただきます!」
彼らは日本語がわかるのだ。

先日投稿したハチドリもフレンズである。昨日も新鮮な砂糖水を入れ替えた。
玄関先に築8年以上の鳥の巣があるのだが、別の鳥達が毎年テナントに入り、何羽も雛が巣立っている。
害虫駆除のサービスのおじさんにも、巣はいつもそのままにしてもらっている。
雛が孵ると、玄関は鳥のフンまみれ。巣立ちの時期は親鳥が神経質になり、玄関を通るたびに私たち人間が攻撃をくらうのだが数週間の我慢。時期が終わると水圧のクリーナーで大掃除し、綺麗な玄関に戻る。

ボスにフレンズの話をして以来、彼女がバケーションに出る前に冷蔵庫を空にするために出た食材を「フレンズが食べるかしら?」と持ってきてくれるようになった。チーズ、チップス、ミニトマトなどなど。
そんな日はフレンズはバラエティに富んだ品数でパーティーを開く。

鳥と話し動物を愛する私を見て、夫は「Snow White やな!」という。

ちなみにコヨーテもウロウロしているので、ペットは基本室内屋内飼い。でないと姿を消すのでね。

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