コスモ
2024年10月17日(曇り)
ずいぶん以前、NEは薄暗ーい部屋で、避妊具つけなくていい、言い、え?え?えー?て思うものの最後、NEにしがみつき、名前たくさん呼びながら、そしてさらにしがみつき、NEのいっちばーん奥でいった。
わけわかんないくらいいった。
直後、自分がどこにいてなぜセックスしてるのかわからなくなっちゃうくらい。
自分の名前とか忘れちゃうくらい。
あのフランス人作家バタイユさんが言うところの「いっちゃうとはその都度死ぬことだ」が実感としてわかったよな気がしちゃうくらい。
ちょと泣いていたかもしれない。
(↑かなり大げさ、でも否定もできない)。
はぁはぁおさまってしばらーくしてからNEはただ、「できちゃってたら連絡する」言った。
NE。
某公務員の非っ常ーにお堅いお仕事な人。
その他にもいろいろ堅実。
総体的ちゃんとした人。
わたしと真反対。
あーたいったいどうしちゃったのかー?という問いを発せられる立場ではまったく少しもないので(後先考えられず↑なふでいってしまってる者なので)、ゆえにあれこれ考察し言葉を選んでたずねた。
それに対しNEは音声平坦に「別に平気かなぁ思った」言った。
デカいアーケードにある早朝エクセルシオール2階の広ーい店舗だけどまだお客ものすごちょとしかいない通路に面した席で。
コーヒーはいれたてで白い湯気までおいしく、ホットサンドとフレッシュサンドはわたくしたちの細胞ダイレクトアタック的においしかった。
わたくしたちは並んで座ってあれこれ話した。
その時そのあれこれの中でわたしは思考の死角に気づいた(←かっこつけずに平たく言うと「ただ思いついた」)。
そしてそこから考えられる答はきっとひとつだった。
もしかしてあーたの中、今わたしとカレシの人の白い液が混ざり合ってるか?
NEはアクション映画などの悪の首領がまだ本気出してないのだーな時にうっすら笑うふな表情だった。
なーなーそうだろ?それでそのことにうっとりしてるのだろー。
カチャカチャ(←コーヒーカップがソーサーに触れる時の小さな音←お客少ないので響いてる)。
rrくん。
はいなんでしょうNEさん。
なかなかいい線突いてくるねー。しかしながら、そうだとして、そのことにうっとりしているのはむしろrrの方ではない?
ぎくぅぅー。
ならばお互いウィンウィンじゃない。
はぁ、まぁ、たしかに…いや、ちょ待てー、あーたわたしの質問に答えてないー。
NEは刀に手をそっとかけ鍔をカチャリ鳴らした。
そしてその時わたしは剣豪時代小説の描写的に言うと「その時わたしはすでに斬られていた」だった。
そしてそしてNEは、また会おう、言い放ち帰ってった。
時が経ち先日、巨大ターミナル駅南口に立っていたNEは、その後入った夜ごはんおよび夜飲酒の飲食店テーブル席(お座敷)でiPhone取り出し「ほら」言って画像を見せた。
そこにはNEのお子が写ってた。
挿入歌:ノータイムトゥダイ_ルイアームストロング_We have all the time in the world