【冬には冬の寒さを、】
ちゃんと感じる。
早く春にならないかなあ、と思わない。
冬にはちゃんと冬の寒さを感じよう。
体と心が元気じゃないとそれはできない。
だから健康な私でいよう。
冬のこの寒さを感じることができるのは冬だけなのだから。
冬には感覚も感情もない。
寒いなあ、嫌だなあ、布団から出たくないなあ、わあ雪だ嬉しいな、ああ大雪だ大変すぎて途方に暮れる。こんな感覚と感情があるのは私たち人間だけだ。
冬はここにただ在るだけ。
人間の方で勝手にいろいろ思っているだけ。
人間同士の間で成立する言葉と行動のコミュニケーションは、自然と人間の間には成立しない。ある意味で自然は無言。「話せば分かる」の理屈が通じる地平に自然はいない。だからこそ人間は自然を畏れる。
自然を、冬をちゃんと畏れながら、この寒さを感じよう。
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#わたしが私として生きるためのエッセイ 46
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