【暖かさと重さ】
暮らしの話。
今朝、着替えるときにTシャツ、パジャマ、フリースの3枚を一気に脱いだとき、素っ裸の上半身はとても軽やかだった。解放、快適。
しかし寒さに勝てず、すぐに長Tシャツ、長袖服、フリースを着た。ああ暖かい。しかし重い。衣服3枚分の荷重をしっかりと感じる。衣服によって暖かさを手に入れるためには、この重さを背負わないといけないのか。
私は肩凝り症。服が窮屈だったり重かったりすると次第に肩が凝ってきて、時には、起きていられなくなるほどの偏頭痛に襲われる。
暖かさは重さ。
暖かさを手に入れるのと引き換えに、宿命的に衣服の重さが体にのしかかってくる。
熱帯地方に住んでいたら、重ね着の服の重さで苦しむことはなかったのに、と一瞬思った。いや、熱帯には熱帯の衣服の苦しみや面倒臭さが必ずあるだろう。
衣服と気温の、表と裏。
首を回し、肩甲骨を回しながらパソコンを開いて仕事を始めた。
今日も体がしんどくて、この暖かさと重さを創作や想像性の方へジャンプさせることは、どうやら出来なさそうだ。
それなら、わざと頭の回転を遅めよう。
こんな日もある。
-
#わたしが私として生きるためのエッセイ
#日常は日常のままで別次元
#息をするように音楽をする
#fujisakihirokazu