【バンドというものを再びやろうと思えた曲】
2018年の春に書いた「オレンジ鳥の口笛」
https://www.facebook.com/1345160892/posts/10216174136129859/?d=n
(YouTube動画はありません。facebookの動画投稿にジャンプします)
この曲が書けたことが、新しいバンド「音楽表現集団オトカシ」をやろうと思った直接のきっかけだった。バンド活動それ自体が約20年ぶりのこと。
動き出したオトカシはメンバーの自由な出入りを繰り返しながら幾つかのブッキングライブなどで演奏。
しかし、私の嗜好が即興表現にシフトしていくにつれて、曲構成の約束事、担当楽器の役割、メンバー間の日程調整などからもっと自由になりたいと願うようになった。
と同時に、演者と聴衆が分かれている上演型音楽への関心が加速度的に薄れていった(=聴衆不在の、全員参加型音楽への志向が強まっていった)。
この二つが相まって、結果としてバンドとしてのオトカシという集団は溶けてしまった。自分ではそう理解している。
現在は、固定バンドもユニットも持っていないし、参加もしていない。
いま・ここに集った人たち全員で、何の取り決めもなく、あらゆる音楽ジャンルに縛られず、その場でゼロから即興音楽をつくること。これが、私にとってはもっとも自然で、気軽で、身軽で、喜びが大きい。
前回のブログに書いた「全員参加完全即興あいうえおーけすとら」が、その具体的なかたちだ。
このように、物事には紆余曲折があるものだ。一朝一夕に成るものではない。曲を聴きながらこれまでの時間を振り返ってみて、心からそう思う。
◉お知らせ
アルバム『音楽と非音楽のあいだ=日常』を配信&CDリリースしました。
私が書いた11曲を収録、37分。全曲無料で聴いていただけます。ご自身の音楽環境によってプラットフォームを自由に選んでいただけますが、YouTube Musicが聴き勝手が良いようです。
もしよろしければ、しばしお耳をお貸しください。
https://linkco.re/YZB33Asz
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