【限界の外へ、あなたと】
否定しないことは、
私自身を、可能性に対して常に開かれた状態にしておくこと。
否定のことば「〜ではない」ではなく、肯定のことば「〜である」を使って考え、「〜である」をベースにして行動すること。
否定しないことは、
私個人の可能性のみならず、私が関わる世界自体の可能性を開くための思考原則であり行動原則だ。
ただ、言うは易く行うは難しで、私個人の「限界の外側」にまで可能性を開くことができるとは到底思えない。言わんや世界自体の可能性をや、だ。
なぜなら、私が私である以上、すべては私の認識の内側にあるからだ。私が私である以上、私の限界の外側にまで私を開くことなんて無理だ。そんなことは私にできるはずがない。開かれる可能性なんてないと、投げ出してしまいそうになる。
だからこそ、あなたと。
私とまったく違う人間であるあなたと共に、肯定のことば「〜である」をベースに、行動する。そのとき、あなたを無視したり、あなたの価値観を拒絶したりしないで、まずはあなたに向けて私を開く。私があなたを、私が私を、否定しないこと。
それによって、私の限界のほんのちょっと外側の世界に行ける可能性が私に向かって開かれる。そう願う。
同時にそれは、あなたがあなたの限界のほんのちょっと外側の世界に行ける可能性を開くことであってほしい。
これがもし、できたら。
シンプルに、すごく面白そうだ。
私とあなたと世界が、変わるのだから。
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#わたしが私として生きるためのエッセイ 42
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