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からだに海を満たす(即興音日記#92)

陸地を囲んでいるしょっぱい水をたたえた広大な塊も海だけれど、私の体に満たしたい海はそれではなく「命を生み出して、命を包んでいる、静かで穏やかで巨大なふるさと」としての海。

一年前、この曲を書いた直後に聴き返し、これは海だなと直感的に思ってこの曲題にした。あまのじゃく藤崎博和の本領発揮で、曲の動画は海ではなく、ほぼ桜の枝と幹と空。
それは「一本の木の中にも、海がある」と感じたから。もっと解像度を上げて言うと、桜の木の中にも私の中にもDNAレベルで海の記憶がある、と感じたから。

曲題【からだに海を満たす】というのは「体中に海の記憶を甦らせること」だと言い換えてもいい。今、そう思い至った。

#息をするように音楽をする
#日常は日常のままで別次元
#即興音日記
#fujisakihirokazu


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