【装置としての年末年始】
2021年。「2021」という数字には20世紀と21世紀が含まれている。20から21、の順番で。
20世紀とはビートルズ。
彼らと比較対照できる21世紀のミュージシャンはいない。
ビートルズは巨大な「他人の物語」。今は一人ひとりが「自分の物語」を生きることに時間と精神を費やしている。それはテクノロジーの発達によって私たち一人ひとりが音楽を作ることが可能になったから。自分の物語は自分で作る。結果、億万の自称他称ミュージシャンが世界中に存在している。
できるだけフラットに世界の真実を見る。
2021年にビートルズがいないことを嘆くことはないし、億万の自称他称ミュージシャンの存在を過剰に喜ぶこともない。
いつの時代も皆、自分の人生を良いものにしよう、豊かなものにしようと努めているだけだ。
ひとりでは生きられない。つながりたい。認めてほしい。自分の欲望を知った上で日常を生きていく。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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#わたしが私として生きるためのエッセイ 37
#息をするように音楽をする
#日常は日常のままで別次元
#遅く生きる
#嬉しい作曲
#fujisakihirokazu
・写真は私が見た元旦の初日。
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