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【経絡と漢方薬】良導絡と漢方処方薬

【出所】【鳥取大学医学部麻酔学教室】
良導絡と漢方処方薬
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ryodoraku1968/29/3-4/29_3-4_67/_pdf

……


[以下は、上記資料より抜粋]

【注意】一部漢字変換に失敗している文字があります。


1、 はじめに
漢方 医学には、針灸術 と漢方処方薬 の二 つの
療法 があ る。 さ らに漢方投薬方法 には、後世法
(注1)(経絡)、古方(注2)(病 位)(注3)の 二系統 がある。一方、良導絡 自律神経調整療法における良導絡は、その生い立ちか らして経絡の概念 に類似している。従って、良導絡チャー トから 漢方 処方 を診断す るには、 まず後世方の考え方 を 応用する方法が最 も適 していると考え られ る。 たとえば、八味丸 は後盤方では肝虚証に用いられる。 すなわち腎経 と肝経 に虚が認られ る場合であ る。 良導絡の掬 と興 とが古典 経絡学説 にお け る経絡の虚 と実に対応 す るな らば、良導絡チャートにおいて、F2とF3の 抑が認められ る場合には 八味丸を 投与 して 良いと考えられる。
現在日本で繁用されている漢方処方のほとん どは傷寒論(病 位)を 原典 とす る ものであ り、
本来は急性熱性疾患を対象とし発達したもので ある。病邪が各経から進入すると考え、静的慢性的な病を主な対象 とする経絡学説(後 世法) とは異な り、病位の概念 とは広い面積 の体表 か ら一度に病邪が進入するとする考え方である。さらにまた、後世方では投与薬物 それぞれの薬効 を期待す るが、古方では投与処方による汗、 吐、下、和、すなわち発汗作用、催吐作用、潟下作用、中和作用を期待 して用いられ、それに よる治癒起 点を期待する。 さ らにまた、後世方 では主 に脈診 を診 断に用 いるが、古方では症状 (徴候)か ら診断しており、江戸時代に腹診が加 え られ た。 ゆえに、後世方 と古方 とでは、診断 の方法 が違 うので あるが、同一の症状 を前者 は 経絡の概念で処理 しているのである。ゆえに診 断に用 い られ る徴候 は同じものであるので、徴候群と処方とを結びつけるのに、 ま った く別 々の客観的な指標を用いることも可能であると考 えられる。古方 にお いてその診断基準に用 い ら れ る徴候 は、原典 とされる傷寒論に一応規定 されていることになっている。しかし、各薬方の条文がすべて正しく、 またすべてが必要な条件 ではないように考えられる。たとえば、葛根湯は急性病 においては無汗を対象 とするが、慢性的病巣が頭部 にある場合 にはすこし皮膚が湿っていても良いのであって、どうも傷寒論の条文を通 して各処方の実体を知らねばならないようである。つまり、傷寒論 は覚書のようなものであり、条文の表現から処方が対応する真の徴候、またはその徴候を生じる本体を想像する仕組になっている。従って、傷寒論の条文は、すべての漢方処方の投薬理論を精密に表わしているとは言えないのであって、 また大昔の医学が現代よりも高い水準にあったとは 到底考えられない。 だが、漢方薬には合成化学薬品にない長所があることも認られる。傷寒論の条文にある徴候は、自律神経系の働きによると考えられるものが多く、漢方処方の証の本体は自律神経系にあると考えられる。たとえば、太陽病位 における最も重要な徴候には発汗があるが、発汗状態を知るには電気抵抗値が有効な指標になる。 また、附子剤の不適かどうかはH2とH3の 良導絡の状態によりわかるのでは ないかと考えられる。そこで、良導絡測定を行うことによって自律神経系の働きから処方決定ができるのではないかと推定で きる。現状の漢方処方投与の方法は、あまりにも直感に頼っているので、新しい客観的な漢方処方診断方法の開発が急がれる。


2. 良導絡チャートと漢方処方
A、 引経報使の説
引経報使 とは、中国の宋以後、金元時代 に李東垣、朱丹漢らの李朱学派の用いた説である。十二経のそれぞれに特定の薬物が作用する、 すなわち “経に引き使いに行く薬物” の意 味である。 良導 絡 自律神経調整療法で は経絡 の変動 は 自律神経系 の 変化として 測定することが できる。そこで、すべての薬物 と処方が明らかにされているわけではないが、 引経報使説 に従って処方を構成する薬物がどの経(良 導絡)に 作用するのか、また処方全体として後世方ではどの経に作用すると考えられているかを基 に検討した。

B、 漢方処方 を決定する条件
 王好古の 汤液本草(とうえきほんぞう) によると、 表1のように各薬物が 経に 作用することが定められている。 そこで、 各処方 に含まれている薬物が関与するとされている経(良 導絡)について調べると、2つ以上の薬物が重復 して作用するものと、そうでない もの とがある。 これは、その処方の もっている本質的な必要条件 と、 そうでない十分条件 に相当するもので あると考えられる。 さらにまた、汪昂による 医方集解 によると処方全体 として作用する経がある。 そこで、 処方全体 として作用するとする経(良 導絡)を 必要条件として、さらに処方構成薬の複数が 関与するとされている経(良 導絡)の 過半数が良導絡チャートに異常値として、生理的な範囲を逸脱 しているときに、 その処方薬が適 当であろうと 規定 してみた。 以上の条件に加えて気味(注4) および経験的な用法から興 と抑 を定めた。 従って、引経報使説が正しいことがまず 必要であるが、 小青竜湯と大青竜湯の条件を検討してみると漢方論理上矛盾 はないようである。
 

【表1】主要薬物「気味・引経」一覧表
 ・上記写真参照。下記はその事例。
[薬名]《気》〈味〉引経
[防風]《温》〈甘辛〉足の陽明胃経・足の太陽膀胱経二経の行経薬、太陽経の本経薬。
[升麻]《平》〈苦甘(微苦微甘)〉陽明経の本経薬。また、手の陽明(大腸)経、太陰(肺)経にも走る。
[羌活]《微温》〈苦甘(苦辛)〉足の太陽(膀胱)経、足の陽明(胃)経の薬、太陽経の本経薬。
[独活]《微温》〈苦甘(苦辛)〉足の少陰(腎)経の行経薬。
[柴胡]《平(微寒)》〈微苦〉少陽経、厥陰経の行経薬。
[葛根]《平》〈甘〉陽明経の引経薬、足の陽明経の行経薬。
[細辛]《温》〈大辛〉少陰経の薬、手の少陰(心経)引経の薬。
[白芷]《温》〈大辛〉陽明経引経の薬。
[川芎]《温》〈辛〉手足の厥陰経に入る。少陽経の本経薬。
[麻黄]《温》〈苦甘、苦〉手の太陰(肺経)の剤。足の太陽(膀胱)経に入り、手の少陰(心経)、手の陽明(大腸)経に走る。
[桔梗]《微温》〈辛苦〉足の少陰(腎)経に入る。手の太陰(肺経) に入る。
[縮砂]《温》〈辛〉手足の太陰経、陽明経、太陽経及び足の少陰(腎)経に入る。
[茴香]《平》〈辛〉手足の少陰経、太陽経に入る薬。
[黄耆]《温(微温)》〈甘〉手の少陽(三焦)経に入る、足の太陰(脾)経、足の少陰命門之剤。
[蒼朮]《温》〈甘〉足の陽明(胃経)、足の太陰(脾)経に入る。
[白朮]《温》〈甘(苦甘)〉手の太陽(小腸経) 、少陰(心経)に入る。足の陽明(胃)、太陰(脾)、少陰(腎)、厥陰(肝)の四経。
[当帰]《温(大温)》〈辛甘〉手の少陰(心経)に入る。足の太陰(脾)経、厥陰(肝)経。
[芍薬]《微寒》〈酸、苦〉手足の太陰経に入る。
[熟地黄]《寒》〈苦(甘微苦)〉手足の少陰経、厥陰経に入る。
[生地黄]《寒(大寒)》〈苦(甘苦)〉手の太陽(小腸)経、少陰(心)経の剤。
[山薬]《温》〈甘平〉手の太陰(肺)経の薬。
[甘草]《平》〈甘〉足の厥陰(肝)経、太陰(脾) 経、少陰(腎)経に入る。
[知母]《寒》〈大辛(苦)〉足の陽明(胃) 経に入る。手の太陰(肺経)、(足の少陰)腎経の本経薬。
[黄芩]《寒(微寒)》〈微苦(苦甘)〉手の太陰(肺)経の剤。
[黄連]《寒》〈苦〉手の少陰(心)経に入る。
[大黄]《寒(大寒)》〈苦〉手足の陽明経に入る。酒浸すれば太陽経に入り、酒洗すれば陽明経に入る。
[連翹]《平(微寒)》〈苦〉手足の少陽経、陽明経の薬。
[半夏]《微寒》〈辛平(苦、辛)〉足の陽明(胃) 経 、太陰(脾)経、少陰(腎)経に入る。
[五味子]《温》〈酸(微苦)〉手の太陰(肺)経に入る。足の少陰(腎)経に入る。
[天門冬]《寒》〈微苦(苦辛)〉手の太陰(肺)経に入る。足の少陽(胆)経に入る。
[麦門冬]《寒(微寒)》〈微苦甘〉手の太陰(肺)経に入る。足の太陽(膀胱)経に入る。
[茵蔯蒿]《微寒》〈苦平〉足の太陽(膀胱)経に入る。
[桂]《熱》〈甘辛〉手の少陰(心)経に入る。桂枝は足の太陽(膀胱)経に入る。
[呉茱萸]《熱(温、大熱)》〈辛苦〉足の太陰(脾) 経、少陰(腎)経、厥陰(肝)経に入る。
[山茱萸]《平微温》〈酸〉足の厥陰(肝)経、少陰(腎)経に入る。
[黄蘗(柏)]《寒》〈苦(苦厚微辛)〉足の太陽(膀胱)経の引経薬。足の少陰(腎)経の剤。
[牡丹皮]《寒》〈苦辛〉手の厥陰(心包)経。足の少陰(腎)経。
[茯苓]《平》〈淡(甘淡)〉「白〔茯苓〕」は手の太陰(肺)経、足の太陽(膀胱)経、少陽(胆)経に入る。「赤〔茯苓〕」は足の太陰(脾) 経、手の太陽(小腸)経、少陰(心)経に入る。
[青皮]《温(寒)》〈辛 (苦、辛)〉足の厥陰(肝)経の引経薬、また手の少陽(三焦)経にも入る。
[桃仁]《温》〈苦、甘、平〉手足の厥陰経に入る。
[杏仁]《温 (冷利)》〈甘、苦〉手の太陰(肺)経に入る。
………

【表2】〔1〕 後世方的な薬方
六味地黄丸(足 の少陰 ・厥陰)、
参苓白朮散(足 の太陰 ・陽明)、
四君子湯(手 ・足 の太陰、足の陽明)、
黄耆別甲散(手 ・足 の太陰、 足の少陽)、
秦艽扶羸湯(手 の太陰、 足の少陰)、
秦艽別甲散(手 の少陽・厥陰)、
升麻葛根湯(足 の陽明)、
柴葛解肌湯(足 の太陽 ・陽明)、
人参敗毒散(足 の太陽 ・少陽、手 の太陰)、
川苛茶調飲 (足の三陽)、
防風通聖散(足 の太陽 ・陽明)、
五積散(陰 陽表裏通用剤)、
参蘇飲(手 。足の太陰)、
香蘇散(手 の太陰)、
逍遙散(足 の少陽 ・厥陰)、
藿香正気散(手 の太陰、 足の陽明)、
補中益気湯(足 の太陰 ・陽明)、
蘇子降気湯(手 の太陰)、
四物湯(手 の少陰・足の太陰・厥陰)、
帰脾湯(手 の少陰、足 の太陰)、
人参養栄湯 (手の少陰、手・足 の太陰)、
黄連解毒湯(手・足の陽 明、手 の少陽)、
竜胆瀉肝湯(足 の厥陰 ・少陽)、
蓮子清心飲(手・足の少陰、足の少陰、足の少陽 ・太陰)、
利隔湯(手 の太陰・少陰)、
二陳湯(足 の太陰・陽明)、
半夏 白乖天麻湯(足 の太陽)、
平 胃散(足 の太陰 ・陽明)、
洗肝散(足 の厥陰 ・陽明)、
補肝散(足 の厥陰)

〔2〕 古方的(「 傷寒論」 ・ 「金置要略」所載)な 薬方
麻黄湯・桂枝湯・大青竜湯・小青竜湯・葛根湯(足 の太陽)、
麻黄附子細辛湯(足 の少陰)、
瓜蓄散(足 の太陽・陽明)、
楯子鼓湯(足 の太陽・陽明)、
大承気湯(太 陽 ・陽明)、
小承気湯(少 陽 ・陽明)、
調胃承気湯(足 の太陽 ・陽明)、
小陥胸湯(足 の少陽)、
大柴胡湯(足 の少陽 ・陽明)、
桂枝加大黄湯(足 の太陽・太陰)、
小柴胡湯(足 の少 陽)、
有薬甘草湯(足 の太陰 ・陽明)、
桃仁承気湯(足 の太陽)、
理 中湯(足 の太陰)、
四逆湯 (足 の少陰)、
当帰四逆湯(足 の厥陰)、
真武湯(足 の少陰)、
呉茱萸湯(足 の厥陰 ・陽明)、
大建中湯 ・小建中湯(足 の太陰 ・陽 明)、
五苓散(足 の太陽)、
猪苓湯(足 の太陽 ・陽明)、
小半夏加茯苓湯(足 の太陽 ・陽明)、
越婢湯(足 の太陽)、
防已黄耆湯(足 の太陽・太陰)、
表甘草湯(手 ・足の太陰)、
麦門冬湯(手 の太陰・足の 陽明)、
附子瀉心湯(足 の太陰 ・手の少陰)、
半夏瀉心湯(手 の少陰 ・足の太陰)、
白虎湯(足 の陽明 ・手 の太陰)、
竹葉石膏湯(手 の太陰 ・足の陽明)、
苓桂甘湯(足 の太陰)

(「医方集解」の説 による)


3. 漢方処方の条件以下の処方の条件は、処方全体 および構成薬物からどのような良導絡の状態のとき に適応であるかを示すものである。( )の外にあるも のは必要条件、中にあるものについては半数以上の条件が適合しなくてはならない。
+ は 興 、 - は抑 を表わす。

1. 麻黄湯: +F4、(-H1、-H3)

2. 桂枝湯: +F4

3. 葛根湯: +F4、(+H1、 + H3、 +H6、-F4)

4. 小青竜湯: +F4、(-Hi、-H3、-F3)

5. 大青竜湯: +F4、(+Hi、+H3、+F3)

6. 麻黄細辛附子湯: -H3、-F3

7. 大承気湯: +H4、+H6、+F4、+F6

8. 小承気湯: +H5、 +H6、 +Fs、+F6

9. 調胃承気湯: +H6、 +F4、 +F6

10. 大柴胡湯: +H6、+F5、+F6

11. 小柴胡湯: -Fl、+F5、-F3

12. 萄薬甘草湯: -H6、-F1、-F6

13. 桃核承気湯: +F2、+F4

14. 当帰四逆湯: -F2、(-H1, -F2, -H3)

15. 真武湯: -H1, -F1, -F3

16. 小建中湯: -H6, -F1, +F6

17. 五苓散: -H3, -F4

18. 猪苓湯: +H1, +H6, +F4, -F6

19. 小半夏加茯苓湯: -H6, -F4, -F6

20. 防已黄耆湯: -H1, -F1, -F4, (-F2, -F3)

21. 麦門冬湯: +H1, -F6, (-F1, -F3)

22. 半夏瀉心湯: +H3, +F1, ++F3

23. 苓桂朮甘湯: -F1, (-F2, -F3, -F4)

24. 四君子湯: -H1, -F1, -F6, (-F2, -F3)

25. 香蘇散: -H1

26. 補中益気湯: -H1, -H6, -F1, -F6

27. 黄連解毒湯: +H5, +H6, +F6

28. 八味丸: -H1, -F2, -F3, -F4

29. 桂枝茯苓丸: +H1, -H2, -F4

30. 当帰芍薬散: -H1, -H3, -F1, -F2, -F5

4.おわりに
 漢方処方の投薬理論を漢方医学で称する、いわゆる証の診断からではなく、良導絡 自律神経調整療法に おける良導絡パターンから処方を選ぶ方法について 考察してみた。著者らの経験によると、以上の条件 以外にH系の平均値とF系の平均値、 さらには全体 の平均値の三つの条件を別に加えたほうがよいように思われた。 たとえば、 太陽病位 の処方薬であ る葛根湯を選ぶ場合には、H系の平均値がF系 の平均値 よりも明らかに低いという条件を満たす場合のほうが、そうでない場合よりも適切であろうと考えられ る。このような考え方をさらに進めて、 将来は良導絡 チャートのパターンからの漢方処方の選択をなん らかの形で選択確率として表わすことができよう。 前述の漢方処方選択の条件もまた試作の段階であり、絶対のものではない。 漢方薬を投薬するとき、 その選択が正しいかどうかは結果を見ないと判定で きない。 ゆえに、前述の投薬条件から選択される漢方処方と経験的に選ばれる処方とがぜんぜん異なる場合には、やはり経験を重視して条件の再考をす るべ きであろう。しかし、大きな矛盾さえなければ、 あやふやな直感 に頼るよりも良いと考え る。 現在、漢方薬の診断基準は、はなはだ あいまいであ る。 漢方薬を投薬する場合にも良導絡測定を行 って選択で きれ ば、 選択の客観性も増すと考えている。 既製のコンピューターによる漢方処方診断器 は、 用いている条件がすべ て客観的なデ ーター・で はない 。 自律神経機能を測定した客観的なデー タから漢方処方の決定ができれば、漢方薬はさらに評価されるであろう。

(注1) 後世方派: 陰陽五行説 に基 づいた診断方法によ って症 状を発する本体を概念的に把えて処方 を選 ぶ学派。

(注2) 古方派: 後漢の時代の張仲景が表したとされている傷寒雑病論に従 って、 症状に応じて処方を選ぶ学派。

(注3) 病位:傷寒論 における概念。 体表から中空臓器 に至る身体のどの位置に病邪が あるかを徴候から概念的 に決定 して処方選定の論拠とする。 太陽、少陽、 陽明、 少陰、 厭陰 、大陰 の六病位がある。

(注4) 気味: 漢 方処方を構成する各生薬の薬能を示す漢方用語.

五性(気)…… 寒, 熱, 温, 涼, 平
五 味  ………酸, 苦, 甘, 辛, 鍼

に生薬を配 当して性能 を示す。

表1・ 表2・ は長濱善 夫:東 洋医学概説 、 創元 社、 大阪、1961よ り引用 した。





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