ルームシェア日記〜4,5,6月〜
春から、友人2人とルームシェアをはじめた。
勤め先が劇的に近くなるわけでも(10分くらいは短くなった)、生活費が安くなるわけでも(元々実家だった)、なかなか会えない人たちだったわけでもなく(全員実家が同市内)、単に「面白そうだから」という理由で始めたルームシェアは、予想通りめちゃくちゃ面白い。
近況報告と思い出記録を兼ねて、ダラダラと書いてみる。ヘッダーは餃子パーティーをした時の写真。150個が一瞬でなくなった。
◯住む
1.家を探す
「次の1年間、ルームシェアしない?」という話を私が同居人Aに持ちかけたのは、たぶん秋くらい、池袋に向かう電車の中だったような気がする。「いいね!!!!」と即答してくれ、後日秋葉原のサイゼリヤで同居人Bにも提案した。これがサイゼだったのは何故か鮮明に記憶が残っているが、何をしに秋葉原まで足を伸ばしていたのかは全く覚えていない。
構想を練り始めたのは秋だったが、同居人Bの勤務地が2月末まで定まらなかったため、実際に家探しを始めたのは、3月の始めだった。
3人の生活範囲を考え、住む駅を決めてから不動産屋を訪れた。3人でルームシェアをしたいと思っていること、家賃の希望、駅からの近さの希望、諸々を言いたい放題に伝えたが、ルームシェアができる部屋は相当少ないと言われてしまう。
「スーモで”ルームシェア可”で検索した時には、この物件が出てきたんですけど、、」とブックマークしていたページを沢山見せたが、「相談可」なだけで基本的にはオーナー相談の上で断られることが多いらしい。だったら”可”にカテゴライズするなよ、、
ルームシェア可の物件の少なさと、同居人sからの猛烈な家賃要望に、駅から徒歩7分以内という私の最重要条件はかき消され、結局駅からバスで10数分の3LDKを借りることになった。結果的には大満足。家賃もお手頃だし、何よりベランダが謎に広くて面白い。チャリ買えばどこにでも行けるし、駅から遠いのもまあそんなに悪くない。
セカンドオピニオン的な感じで、念のため仲介業者は2軒訪れたが、全く同じ物件を紹介されたので特に意味はなかったように思う。内見でテンションが上がりすぎて、物件を訪れる度に低レベルコントをはじめ大騒ぎする私たちをノリノリで見守ってくれたお兄さんは、マジでいい人だった。
2.ものを揃える
家が決まり、次は家具や家電を探した。
なんせ金がないのでお互いの実家にあるものの写真を送り合い、毎日のようにジモティーとヤフオクとメルカリに張り付き、県内のハードオフを巡り、状態と価格の妥協点を探す。
結局テレビはメルカリで買って直接持ち主の元へ出向いて入手、冷蔵庫はヤフオク、洗濯機はメルカリ、エアコンはジモティーで購入。ソファとリビングの棚、同居人達の勉強机、テレビ台はブックオフやらハードオフやらで少しずつ集めていった。炊飯器とオーブンは同居人の友人のお姉さんから譲り受けたが、料理が好きな方だったようで、この2つだけ場違いなくらい良いものを使っている。
恐ろしく時間がかかったしめちゃくちゃ大変だったけど、今思えば楽しかったかもしれない。全ての家具家電に対してそれぞれ15分くらいエピソードトークできる。特に気に入っているのはリビングの棚!遊びに来た人は要注目。
引っ越しもレンタカーを借りて自分たちで。全員の実家を順番にめぐるの面白かった。テトリスみたいな積荷作業!!
3.家事を分担する
20年以上家族としか暮らしたことのない人達が突然3人も集まって共同生活をしているのだから、そりゃ不満ゼロとはいかないだろう。
けど、3ヶ月が経った段階では、今のところ喧嘩も不満の爆発も起きてない。「風呂最後のひとはちゃんとお湯抜いて」「ゴミ捨てしたら次の袋セットして」「今週のトイレ掃除担当誰?スクラビングバブル取れてるよ」等とお互いに小言を言い合うことはたまにあるものの、逆に言えばそれくらいしかない。相当上手くいっていると思う。
家事は①毎日発生し、日替わりで交代するもの、②毎日発生し、月替わりで交代するもの、③週に1回発生し、週替わりで交代するもの、の3つに分けて分担している(この話、誰に需要がある???)
夕食作りは①に当たるので3日に1回当番が回ってくる訳だが、3日に1回って本当に絶妙な間隔で、そこそこの料理モチベを保ち続けることが出来ている。3ヶ月目の今でも、基本的に毎日主菜・副菜・汁物・ごはんのバランスの取れた食事を全員が作っており、「ダルいから外に食べいくか」も「今日はお惣菜で…」もまだない。頑張りすぎている。ご飯だけ炊いてお惣菜をそのまま出すことも、冷凍食品をチンすることも「夕飯当番」なので、たまには気を抜きたいところ。
4.飾る・祝う
「オタク3人のルームシェア」を最大限フル活用すべく、リビングには祭壇を設置。絶望的にセンスがないので私はとりあえず置いてるだけだが、色々買ってきてちゃんとディスプレイしたい…。
度々遊びにきてくれる友人にもひと区画お願いしており、定期的に更新しにやってくるのでそこだけめちゃくちゃクオリティが高い(そういう業者?)
キャラクターの誕生日は、好きな食べ物など所縁のあるものを夕飯に食べたり、作品の記念日にはケーキを作って祝ったり、生放送を見て大騒ぎしたり。
好きなコンテンツは同じであるものの、そこから先は全く被らない私たちは、作品のストーリーの素晴らしさ・推しの順位・次に来るイベント・新しいカードは誰か、等で何十時間でも同じ話を繰り返すことができる。
オタク仲間達がしょっちゅう遊びにきてくれるのも最高。ちょうど今夜は同居人の予備校時代の友人(私は初対面)が布教したいアニメと漫画を抱えてやってくるらしい。楽しみだ。
◯遊ぶ
1.初めての来客
初めて家に遊びに来てくれた友人が引っ越し祝いに持ってきてくれたタオルは、7色。そう、なんとアイナナ色……!!!!天才すぎる。めちゃくちゃかわいいので、常にこの並びになるように日替わりで使っている。
2.公園
家のすぐ近くにある公園を使い倒している。
エスボーの練習をしたり、運動不足解消のためにひたすら縄跳びをやったり。
竹とんぼをやったのも面白かったな。泊まりに来ていた友人のうちの1人が才能を開花させ、めちゃくちゃ上手く飛ばしていたのがツボだった。
5人くらい遊びに来た時は、以前「お絵描きしたくね??」と思いついて買っておいた画用紙と絵の具が大活躍。やっぱり何かを作ったり描いたりするのって、基本的にめちゃくちゃ面白いんだよなー。
あとは夜。夜の公園ほど楽しいものはない。周りに小さい子がいないからこそ遊具で遊べるのが最高。本気でブランコを漕いだり、うんていで自分の体重と腕力の無さを思い知らされたり。最近は流石に暑すぎて出かけられてないので、少し涼しくなったらまた公園ライフを再開したい。
3.土手
土手のある街に住むのが夢だったので、2週間に1回はチャリで土手沿いの道を走りに出かけている。土手って本当に不思議な空間で、まっすぐに開けた景色と芝生の緑と川の水が全てを受け入れてくれるような気がする。何をしていても、どんな人がいても何の違和感もない。
部屋着のままエスボーをチャリに括り付けてよく乗りに行っているが、そんな私たちのことも川はたぶん受け入れてくれている。
この前凧上げをしにいった時は、必死でモンシロチョウを捕まえようと駆け回る男の子が「凧だ!!!」と盛り上がってくれたのがアツかった。
県側と都側では周辺の土地利用が全然違うのも興味深い。「海まで行ってみようかな」と思いついて出かけた時もよかったな。海を目指していたはずが気がつくと空港の第3ターミナルにおり、すぐ近くを飛行機が飛んでいた。今度は山側に力尽きるまで行ってみたい。
4.ベランダ
家のところでも少し触れたが、ベランダが謎に広い。5月の夜風が気持ちよかった時は風呂上がりにレジャーシートを敷いてゴロゴロした。これぞ夜のピクニック、なんて。
水鉄砲で遊んだ時は武器を持たない人がボウルに水入れて応戦したり、補給所(水道)を占拠する人が現れたり、小学生もびっくりの本気の戦いをしていた。
あと直近で印象的だったのはスイカ割り。
遊びに来てくれた友人を迎えに行ったら大玉のスイカを抱えており、まずその時点で大爆笑。「ケーキとか買ってっても誰かと被るし、インパクト重視だよなと思って」というセンスの良すぎる手土産に脱帽だった。
スイカを置いて近所の100均で「これならスイカ割りできるんじゃないか」と頭を悩ませながら麺棒とほうきとブルーシートを買い、8人でチャレンジ。
一番最初にチャレンジした私だけ空振りだったものの、みんな少しずつ当てて順調に亀裂が入っていき、最後は見事に割れた。こうやって目隠しして本気でスイカ割りするの、もしかしたら初めてだったかもしれない。
日々もっと楽しいことが起きてるんだけど、内輪ノリすぎてたぶん文字に起こしても何一つ伝わらないので、とりあえず4,5,6月分はこの辺で。
(最近だと夕飯後に突然始まった「無音でその楽曲をイメージした即興ダンスを踊り、その曲が何かを当てるゲーム」がめちゃくちゃ楽しかった)
共通の友人だけじゃなくて、高校卒業以降に知り合った友達をそれぞれ呼んだりもしているので、私も部活や学科の友人を呼びたいな、と思いつつ、同居人sとはあまりにも話が合わなそうなので尻込みしている。面白いことを思いついたら誘うと思うから、身に覚えがある人は(?)待っていて欲しい。
今週末は花火と流しそうめんをやる予定。
毎日楽しく生きている。
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