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ディア・ファミリー

公開から結構日がたって、やっと気になってたディアファミリーを見た。

見たいと思った理由は、単純に主題歌「Dear」を歌っているMrs.GREENAPPLEのファンだからだ。

主題歌を担当するというニュースを見て、音源の公開前だった曲を少し聞くために見た予告映像を見たときの感想は、時間があったら見てみよう、くらいだった。

たまたま予定がなくなって、そういえば、と思って公開終了2日前に見た。

多分、5回くらい泣いた。笑

病気の娘が死に向かっていくのがかわいそう
その現実と向き合わなければいけない家族に同情する
という感想をもちろん持ったのだけれど、
自分の家族と重ね合わせて考えて、家族の愛って本当にあるんだ、自分は愛されているんだと気づいて、泣いてしまったと思う。

私は病気もなく健康に生まれてきて、劇中のような経験はしなかったけれど、家族からの愛を感じる瞬間はたくさんあった。

今現在大学生の自分にとって、1番最優先に考えるのは自分のことで、
子供が生まれたら自分より子供を優先するようになる、とよく聞くんだけど、今子供のいない自分にとってはその感覚は分からない。

第1志望の大学に落ちて、第2希望の大学への進学が決まった時
母は私よりも泣いた。
受験直後の感覚で落ちたかもな、と思った私は合格発表の前に、両親に多分落ちたと思う、ごめんね、といった。
合格発表までの期間で、第二志望の大学にいく覚悟がついたから、発表当日は緊張していなかったし、発表後もそこまで落ち込まなかった。
結果が出てすぐにじゃあ春からはここで頑張ろう、と明るい雰囲気になっていた。
けれど母は、「(私)が行きたいところに合格できなくて悔しい、頑張っていたのを近くで見てたから…。でもそこに行くなら応援するね」と泣いて話してくれた。
私よりも諦めていなくて、ずっと合格を信じてくれていた。
その姿を見て、自分の子供のことは、自分のこと以上に大切に考えているんだと感じた。

少し自分の経験の話が長くなってしまったけど、
ディアファミリーを見て、親の子を思う気持ちを改めて感じることができた。
最終的に自分の娘は助からなかったけど、娘との約束を果たした家族の思いの強さに感動した。
自分の子供を思う気持ちが、最終的に世界中へと広がり、
「発明」として語り継がれていることも、本当にすごいと感じた。

この映画を見ることができてよかった。

p.s
映画を見たことで「Dear」の歌詞の汲み取りが重厚になった気がする。



#ディアファミリー #映画 #映画鑑賞 #dear

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