はじめてのわせだにゅうし11/1

まず、新思考入試2次選考を受けた皆様、大変お疲れ様でした。結果がどうであれ共に今日入試を経験した仲間であることは変わりないです。次を見据えて先へ進みましょう。

さて、ここからは私の感想になります。早めについたので早稲田駅近くの本屋でアフターコロナについての雑誌を立ち読みした。これも出そうだと自分で踏んでいたが出なかった。会場15分前くらいに早稲田大学に到着すると緊張した制服を着た高校生が大量に座っていた。あまりの制服率の多さに若干引いたがそれよりも保護者同伴率の高さに驚いた。このような「早稲田入試の雰囲気」をこの時期に体験できたことだけでも受けた価値がある。新思考入試は基本マイナーな入試のため孤独に勉強するしかなかったがこの場には同じような苦労をした人たちが集まってるんだなと嬉しくなった。自作の紙、文章を熱心に見る人を見て私より勉強してそうやばい、と一瞬怯えたが良くも悪くも自分は1人、この人たちは敵でも味方でもないと言い聞かせた。「焦ってしまう自分に焦らない」これは私の敬愛するクイズ王伊沢拓司の名言である。

まず下書き用紙が配られて「問3」の文字を見た瞬間おおっと!?と半笑い。多分あの場にいた全員が焦った。けど600、600、800の全貌が下書き用紙で分かって瞬時に時間配分を再計算したのは偉かった。今までは問1に80分、問2に40分と決めていたが45、45、30に分ける可能性を考えた。そんで開始の合図の後問題を開く。そこで見覚えのあるグラフが目に飛び込んでくる...これは!さっき電車で読んだ「落とされない小論文」の少子化のページに載ってた合計特殊出生率のグラフやんけ〜!!!流石にこれは興奮した。(笑)問1が、今までの問2にあたる今までの活動が生きる設問だったので先に問2に着手した。400-600なのに45分もかかった。これは最初だったのでグラフを読む時間が必要だったのと集中のゾーンにまだ入り切れてなかったのが原因。グラフの要約ミスって開始早々3行消すはめになったがあれは消す判断で正解だった。文は、間違ったことは言ってないと思うが全体的に論理が甘いだろう。ただ例を並べるだけになっていたような感じがする。

次に問3。これは問2の延長だったので30分でいけた。これは終わって反省を書いてる時に気がついたが、東京都の課題なのにどの地域にも当てはまる話をしたという致命的なミスを犯した(気がする)。結構時間に追われてたため、質にこだわるよりは書ききることを優先した。結果として質を追っていたら終わってなかったと思うので合理的な判断ではあったと思う。

45分を残して問1へ。自分的に過去2年で出題されていた問2の傾向のやつは1000文字丸覚えして即答できるようにしていたのでそれが活かせなかったのは残念。コロナで自らの学問にどう影響するか、どう向き合っていこうと考えているか...みたいな問題だった。私の専門分野である演劇はコロナにより多大なる被害を食らったので他の人より書きやすかったはず。最後の方は演劇人としての嘆きと演劇愛をぶつける文章になってた気がする。終わりの方になって何故か泣きそうになった。自分の熱い思いを入試という最高の場で吐き出せたことに喜びを感じたのかもしれない。

最後5分ほど余ったので問3の微調整と漢字修正に使う。専門の門の字を問と書いていた。危ない危ない。こうして試験は終了した。消しカスがまあまあ出たが隣の人は私の3倍くらいの消しカスがあった。私的に消しカスの量が少ない人ほど小論文に慣れていると思っているので少なくとも隣の人には勝ったと思う。今から思えば私の出題予想はだいたい当たっていた。もし小論文の塾に行っていたら余計なことまでさせられていたから私は割と最短の対策ができたんじゃないかなと思う。誰よりも自分を信じた結果から得た利益だ。しかし、限られた勉強時間で小論文の根っこからの技術をつけることは私にはできなかった。よって本番でも構成メモを満足に作れないまま書き始めてしまったしそれによって論旨が乱れたり先に詰まったりした。もし落ちるなら文章全体の論理不足、課題設定力の不足が敗因になるだろう。こればっかりは私の実力である。もはや仕方がないと割り切れる。結局受かるか落ちるかは分からないし自信もない。が、どちらにしても一般の対策をしなければならないことに変わりはないので一旦今日のことは頭の片隅に追いやって明日からは放置していた過去問に専念します。

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