愛の鞭の効果はいかに

相手のためを思って厳しい態度や言葉をかける、「愛の鞭」。

仕事ではもちろんのこと、これまでの人生でも、たくさん経験してきました。

では、その愛の鞭が私の成長に繋がっているのかというと……、自分としては、効果を感じていません。

その愛の鞭をふるう人から、「認められるようになった」と感じたことは、一度もありません。

「怒らせてしまって申し訳ない」「どうして自分は出来ないのだ」と思うことは、たくさんありました。

怒る側、愛の鞭をふるう方だって、凄く大変なのは分かりますし、私も、出来るようになりたいです。

でも、どんなに注意されても、叱られても、否定的な言葉をかけられても、冷たい態度を取られても、その人が「良し」とするラインまでたどり着かないのです。

何をどうやっても出来ないし、その上ミスや失敗も多い。

ただただ「出来ない」「苦しい」「自分のポンコツさが嫌すぎる」「怖い」と、ネガティブな感情ばかりが浮かんできてしまいます。


じゃあ、愛の鞭ではなく、飴のように甘く、優しくされる方が良いのかと聞かれたら、多分、優しくされても、出来ないことは出来ないタイプです。

褒めて伸びるタイプでもありません。

厳しくしようが、優しくしようが、出来ないことは出来ない、治らないものは治らない、そういう、厄介なタイプの人間です。


叱られたり厳しい態度を取られることは苦手なので、優しくされたいというわがままな感情は持ち合わせていますが、優しくされてもポンコツさが改善されるわけではないので、とことん私という存在は、相手に対して失礼な人間だと思うのでした。

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