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《モルトNEXTカップ最終到達》緑単ブリザード解説
どうも、皆さん初めましてやなぎと申します。
普段ダイヤモンドブリザードを使い、ブリの新たな可能性を探求しながらデュエプレをやっています🧚♀🧚♀
そして今回緑単ブリで最高レート1678、モルトネクストCup最終98位と最終に残ることができました。
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ブリザードといえばコルテオやアポデイとトリガーが豊富な白型や、ザビミラで安全にフィニッシュを目指す黒型を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし今回、比較的マイナーな型である緑単という形で最終に残ることができたので、今回はその緑単について解説していきたいと思います。
noteを書くのは初めてですが、今後新しいスノーフェアリーが多く誕生し、さらに強化されるブリザードを今より多くの方に使ってほしいという思いから今回執筆してみました。
文が稚拙なところがあると思いますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
1.出会いと発想は突然に
24弾のカードリスト公開直後、いつも通りブリに入りそうなカードを探していたところ、こんなカードと目が合ってしまった…
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「こいつ進化元が自然のクリーチャーだし能力もつえぇぇぇ…!!」
ブリの低いパワーライン、カスケードナーフ以降悩まされる打点不足、殴ってもブロッカーがいてキツイ…それらすべての悩みを解決してくれる、ブリのためにあるようなカードが誕生しました。
また、モルトネクストが同じ弾で登場することから「コルテオのような横並びに効果的なトリガーよりも、カードパワーの高い一体を確実に除去できるエウル=ブッカのほうが環境に合っているのでは?」と思い、まずは試してみることに…
2.構築の推移
最初期のリスト
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まずはこの構築で回してみたところ…
《豪勇者》が思っていた以上にブリと噛み合いが良い!!!
特に《サエポヨ》や《進化の化身》は容易にパワーが24000や50000になり盾を一気に割りきることができ、相性の良さを見せました。また《エウル=ブッカ》も手打ちのしやすさもあり一定数の活躍を見せました。
しかし環境には想像以上に《赤緑モルネク》が多く《エウル=ブッカ》だけではノートリ貫通されることがしばしば…そのためトリガーを増やした次のような構築になりました。
第2陣
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《豪勇者》が《進化の化身》から拾ってこれるので1枚減らし、後に記述しますが《マッド・サクラン》を抜き、そこに確実に攻撃が止まる《チャケの応援》を2枚採用しました。
その結果《赤緑モルネク》などの殴ってくるデッキにトリガーからのカウンターがしやすくなり多くの勝利をつかむことができました。
それから時は過ぎ…
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ガイムソウがナーフされました。
それにより《赤緑モルネク》の母数が減り、《白単サザン》などが増えたことから、受けを多く積む必要がないと考え《チャケの応援》を抜き、最終的な構築ができました。
最終構築
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《チャケの応援》を抜きその枠には《ピーチ》を1枚増やし、そして今回のオシャレ枠である《ミランダ》を入れ構築が完成しました。
このリストを使ってみるとかなり手に馴染み、多くの対面に対応できたためモルネクCup最終日まで構築を1枚も変更することなく終わりました。
そのためかなり完成度の高いリストになっていると自負しています。
3.採用カード解説
今回は主要カードのみでなく、リストすべてのカード解説をしていきます。
ブリについてある程度知見のある方は飛ばし飛ばしで読んでください。
・《冒険妖精ポレゴン》
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ブリというデッキには必ず入ってくる最強カード。
貴重な1コストの進化元でありながら《ピーチ》下での先出し、余ったマナで追加打点として召喚など序盤、中盤、終盤で隙のないカードとなっている。
また4キルを狙うときの必須のカード。
4枚金枠にするために皆さんもパックは3弾を引きましょう。
・《トレジャー・マップ》
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インフレが加速する中でブリが活躍できる理由といっても過言ではないカード。
このデッキは《ブリザード》にリソース回復を依存しているため、《ブリザード》をサーチできるカードが必須。
今まではサーチカードとして2コストの《進化設計図》や《未来設計図》を採用していたが、マナブーストやクリーチャーを展開したいはずの2ターン目に唱えざるを得ないことがマイナスポイントだった。
そのため1ターン目に唱えて2ターン目以降のマナカーブを支えることができるこのカードの登場は革命的であった。
よって1ターン目は《ポレゴン》より優先して使うことが多い。
相手の超次元がおかしいなと感じたら《オチャッピイ》を回収しましょう。大抵黒緑速攻です。(勘)
・《愛嬌妖精サエポヨ》
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ボイス一億回聞いたで有名な殴っていくブリには必ず入ってくるパワーお化け。
特に緑単では《豪勇者》と驚異的な噛み合いをみせパワー50000までいくことも。
2体クリーチャーを出すとパワーが7000になり、《豪勇者》下では3打点とリーサルを狙いやすくなるので頭に入れておきたい。
サエポヨのおかげで《ブリザード》を使わない4キルルートが新たに確立した。
4枚金枠にするために3弾を引きm(殴
・《霞み妖精ジャスミン》
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貴重なマナブーストカード
自壊した後も《カスケード》の種になり、複数枚あれば気持ち良いほどブン回り爆発する。
《豪勇者》が場にいると実質0マナとなり、《ブリザード》を召喚する前にジャスミンを挟むとナーフ前を彷彿させるような動きをする。
このカードをうまく使えるかどうかがとても重要。
・《幻緑の双月》
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2コスブーストの5枚目。
《進化の化身》や《ブリザード》の4コストで即進化と4マナ域でプレイしたいカードが多いことから採用。
《ジャスミン》と違い盤面に残るのが優秀であり早期リーサルを狙う際に貴重な打点となる。
ただ手札が1枚減ってしまうため注意が必要。
・《ダイヤモンド・ブリザード》
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きました主役。
このカードを出せるかどうかで大きく勝敗が変わってくる。(特にMRCなどのハンデス対面)
パワーの上がった《サエポヨ》の上に乗せるとパワーを引き継ぐ小テクも。
マナからの回収の順番は一番下にあるカードから。
このデッキはブリザードを使わず《豪勇者》や《カスケード》を使ったリーサルを狙うことも多々あるので
ブリザードを使わないゲームプランもしっかり考えることがとても重要
・《剛勇妖精ピーチ・プリンセス》
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4マナで《ブリザード》の進化元になりながら場に残れば展開力が格段に上がるカード。
最初は2枚採用だったが《豪勇者》との噛み合いの良さもあり3枚採用。
・《天真妖精オチャッピィ》
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ブリが黒緑速攻や赤単の殴ってくるデッキに有利をとれている理由であるカード。
また素でも貴重なマナブースト要員であり、使い終わった《ジャスミン》をマナに送ることで《ブリザード》のバリューを上げることができる。
そのためあえて《ブリザード》を出さずマナを伸ばしに行くことも。
・《進化の化身》
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《ブリザード》などの進化を確実に持ってこれるカード。
場持ちも非常によく、《豪勇者》がいれば3点となり《サエポヨ》同等の噛み合いの良さを持つ。
《魔狼月下城》のマイナスにはご注意を
・《ダイヤモンド・カスケード》
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ブリの第2の切り札
打点としても優秀だがこのカードの最大の強みは継戦能力の高さ。
カスケードが増えた墓地とマナに触れることができるのでロングゲームを戦うことができている。
進化する際の進化元はコストの高く終盤で使わない《ピーチ》や《オチャッピィ》を優先。
・《豪勇者「猛攻の面」》
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今回のコンセプトカード。
これまでブリによく採用されていた《ハックルキリンソーヤ》や《ペトローバ》、《バルザーク》を合わせたようなカード。これに除去体制も持っているのでもうなんていっていいのやら…
環境に《白単サザン》や《赤緑モルネク》が多くこのカードの通りがとても良かった。
なので《ブリザード》を埋めてこのカードで早期リーサルを狙うことが多々ある。
よく勘違いしてしまうのが、ブロッカー貫通と除去体制はマナ武装5であること。たまにやらかしがち。
・《次元流の豪力》
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今回のオシャンティー枠
チムメンが配信中にぼそっと教えてくれて採用したカード
対面
モルネク・・・《ガガシリウス》でワンショット封じ
サソリス、ツヴァイ・・・《ジョンジョジョン》を出して進化ストップ
白単サザン・・・《ブーストグレンオー》で小型除去
コントロール・・・《アンタッチャブル》で《エターナルトラップ》ケア
…etc
このように現環境にいるあらゆる対面に有効な超次元クリーチャーを持ってきながら2面展開することができるため採用。
クリーチャーのため《トレジャーマップ》で回収できるのも利点。
またエイリアン持ちなのでサザンの《ガガアルカディアス》も効かない。
自由枠ではあるが、このカード引けたことで勝てたことが多かったのでおススメ
・《古龍遺跡エウル=ブッカ》
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トリガー枠。
確実に除去できるのでとても優秀。
また手打ちできるのもエウル=ブッカの強み。環境にいる多くのデッキに
手打ちしたい場面が多かったので余裕があれば手札に抱えておきたい。
除去が強制なのが少しデメリット。
4.不採用カード
・《呪氷妖精マッド・サクラン》
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最初は採用していたが最終的に抜けたカード
《豪勇者》で2打点になる点は優秀なのだが、豪勇者の後に殴るカードは3打点欲しい。
やはり同じ2コストの《サエポヨ》には見劣りしてしまい5枚目として機能しないことから不採用となった。
ただ妖精なので安定しやすくなるので採用は大いにあり。
・《チャケの応援》
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不採用理由として《赤緑モルネク》が減ったこともあるが、《エウル=ブッカ》と違い手札にくると腐ってしまうことが大きい。
また《ミランダ》からの《ガガシリウス》でモルネクを止められることから今回は不採用となった。
殴るデッキが多くなればトリガーの5枚目として検討の余地あり。
・《ベル・ザ・エレメンタル》
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強い。強いけれど《進化の化身》の探索上、進化は3枚しか入れることができないため不採用。
5.4キル
対面解説の前にまずはブリの理想である4キルルートの説明していきます。
今回は基本的な3つの4キルルートを説明していきます。
・伝統の4キルルート
1ターン目
《ポレゴン》を召喚。
2ターン目
《サエポヨ》などの2コスクリーチャーを召喚。次のターンに《ブリザード》を乗せたいのでここで《ポレゴン》はアタックしない。
3ターン目
《ブリザード》を場の《ポレゴン》に乗せ、回復した手札から2体展開をし、場にいる《ブリザード》と《サエポヨ》でアタック。
4ターン目
相手の盾3枚、こちらのクリーチャー4体でリーサルを狙う。
一番古くからある伝統の4キルルート。
たま~に狙える時がくるので覚えておきたい。
・カスケードを使用した4キルルート
2ターン目
《ジャスミン》でマナブースト。
3ターン目
《ピーチ》or 《ポレゴン》を出し《ブリザード》を進化。2体クリーチャーを展開し、《ブリザード》でアタック。
4ターン目
《カスケード》を召喚し、リーサルを狙う
1ターン目に《ポレゴン》を出せるとリーサル+1が作れる。
・豪勇者を使った4キルルート
2ターン目
《サエポヨ》を召喚
3ターン目
《ピーチ》を召喚。《サエポヨ》はこのターン殴らず。
4ターン
《ポレゴン》or《ピーチ》を召喚し《豪勇者》を進化。《豪勇者》からアタックしリーサルを狙う。
他のプランと違いトリガーをケアできるルート。
5マナまで増やせばブロッカーも貫通できる。
・基本的な3つを紹介しましたが、噛み合い次第でほかにも色々なプランがとれます。
パズルみたいで楽しいね!
6.対面解説
ADはデッキタイプが多いのでakiraさんのグラフを参考にし、今季最終に多く残ったデッキや母数の多いデッキをピックアップして、相性と対面した時に狙う動きを簡易的に解説したいと思います。
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・白単サザン
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・五分
先攻で動けた方が勝つ。
サザンには小型ブロッカーが多いので《豪勇者》を駆使してリーサルを狙う。
基本的にサザンには有効なトリガーが入っていないので6点作れば大抵貫通する。
なので《豪勇者》の前に《サエポヨ》や《進化の化身》の着地が理想。
またこちらの負け筋としては《エバーローズ》から《パーフェクト》龍解されること。
これをされると基本詰みなので、龍解を阻止するために《エウル=ブッカ》を小型に当てたい。
相手のマナが伸びてしまうが、相手の展開が遅れるのでこちらが先に展開して殴ることができる。
基本的に《豪勇者》で詰めること、《エウル=ブッカ》を《エバーローズ》着地前に唱えるという2パターンを狙えば思ってる以上に勝てる。
・緑単サソリス
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・五分
とっっても先攻が欲しい対面。
盾ゲーに思える対面だが意外とプレイが出る。
特に狙いたのは《ミランダ》から《ジョンジョジョン》の着地。また相手も同じく狙ってくる上にこちらは1枚しかなく後手にまわるので《エウル=ブッカ》を手札に抱えておきたい。
この2枚を駆使すれば《エウル=ブッカ》1枚はケアして殴れたりする。
・赤緑モルネク
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・微有利〜有利
取りこぼしたくない対面。
相手は《モルネク》から《ハートバーン》を出しワンショットを狙ってくるが、《ガガシリウス》や盾からの《エウル=ブッカ》があるので通らないことが多い。(全然ノートリ貫通することもあるので、そういうときは壁を破壊してリフレッシュしましょう)
こちらは相手のトリガーが《アカギ》のみなことが多いので6打点作り殴っていく。
早期にリーサルを作りたいことから《ブリザード》を使わず《豪勇者》で詰めていくことが結構多い対面。
《ダイハード》や《永遠龍》に対しては《エウルブッカ》を当てたいので余裕があればキープしておきたい。
・黒抜き4c刃鬼
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・ドドドドド不利
《エターナルトラップ》が死ぬほどキツイ。
誰かは知らないが、デュエプレの刃鬼に《エターナルトラップ》を入れた頭がズッコている人を相当憎んでる。
勝ち筋としては盾を割り切ってから《ガガシリウス》や《アンタッチャブル》を展開して殴ること。
早期に殴るとまだマナが貯まっていない状態なので相手は除去+エタトラとは唱えられない。細い勝ち筋だが狙っていきたい。
甘えた《ダイハード》には《エウル=ブッカ》をブチ当てましょう。
6.あとがき
考えてることを文章にするって難しい
今回初めてnoteを執筆しましたが、文章がうまくまとまらず、書き始めてから書き終えるまで結構時間がかかってしまいました。改めてデュエプレ界隈のnote書かれている方の文章力と速さに驚かされました。
多くの方にブリザードに触れてほしいのですが、ADのデッキは使ってみたくてもYouTubeには動画があまり上がっておらず、Twitterにもリストのみで使い方が分からないということがあると思います。特にブリザードは使い方が難しいと懸念される節があります。なのでブリザードというデッキを気軽に使い始めれるよう今回だけでなく、今後もブリザードについての記事などを発信を続けていければと思っています。
ここまでのご精読いただきありがとうございます。いいねやRT、投げ銭をしていただけると、とても喜びあなたを大好きになります。
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