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PK shampoo が好きなんて言われた日には妬いちゃうよ

PK shampoo とは

POPS最先端。
2018年に活動を開始した関西発の四人組バンド。2021年にファーストフルアルバム「 PK shampoo.wav 」をリリース。同年11月にはタワーレコードスタッフが期待のアーティストをピックアップする「タワレコメン」に選ばれる。

と、簡単に言えば人気急上昇中のバンドなのだが、彼らが人気かどうかはあまり関係なく、私のPK shampoo への愛が溢れてしまったのでここに書き綴ることにする。

私のストーリー

PK shampoo との出会いは突然で、ある日動画サイトのおすすめに出てきた『夜間通用口』を何気なくクリックしたその数秒後これは私の人生の曲になると確信した。曲にしては少し長い6分の動画を見終わると現実に意識が戻り、一つの人生を追う映画を見終えたような、なんとも心地よくふわふわした気持ちになったのだ。

その後ほどなくしてエストニアに渡ったが、ロック、パンク、メタルが人気のエストニアで、機会がある度PK shampoo を勧めた。そして驚いたことにPK shampooは多くのエストニア人の友人のお気に入りのバンドとなった。このまま広がっていつかエストニアでライブをする日があるかもしれない。

また私がエストニアにいる間にファーストフルアルバムがリリースされると、日本にいる弟に連絡を取り、タワレコに買いに行ってもらった。あと数週間で聴ける予定だ。

好きなところ

PK shampoo のどこが好きって、それはもう全部だけれど、中高生の恋愛相談ではないのでもう少し分析しようと思う。

まずは音楽。PK shampooの音楽は落ち着いたものも勢いのあるものもあるが、どれも夜の街を彷彿とさせるようなきらびやかさと懐かしさがある。ボーカルのヤマトパンクスの声は透明感があるのに命を削りながらこちらに訴えかけてくるような力強さもある。

そして歌詞。言葉選びのセンスは言うまでもないし、愛や人生への考え方はたった数行で私を捕まえる。

いくつか好きな言葉を紹介する。

僕だけを選ぶ神様が
どこかにいるとずっと信じてる

夜間通用口

君の秘密になりたい
世界中でただひとり僕の秘密になった人
きらきらと光る人

君の秘密になりたい

君がいない夜って何してたんだろうな
思い出せないまま夜明け

京都線

分度器のような青い月が
朝までの角度を測る

二条駅

君よ、統計学上の人にならないで

奇跡

PK shampoo の歌詞には「アンドロメダ」「第二宇宙速度」「月面のクレーター」「公転周期」など星や宇宙にまつわる言葉が多い。それらが一層音楽を幻想的に輝かせているのだろう。夜とか星とか大好きな私は天体観測している気分だ。

きっと彼らはこれからどんどん人気になって、数年後には誰もが知るバンドになるかもしれない。それは嬉しいことなのに、私だけが知っていたいと思うのは、恋なのか。
普段ロックはあまり聴かないし、ここまで誰かに伝えたいと思ったこともないのにこんな文章を書いてしまうし。それでも独り占めしたい。少女漫画じゃあるまいし「先に好きになった方の勝ち」なんてことないのに2021年から好きだったんだぞって残したい惨めな私の公開ラブレターを。

リンク

PK shampoo 公式サイト
http://pkshampoo.com/ 
YouTube 
https://youtube.com/channel/UCkNk8v5IfqsEv0nkwqvErYw  
Spotify
https://open.spotify.com/artist/7aGhrSyExo2LIUZJjOkgeJ?si=4Av9jlmCR7itPXvzpo9LQA&utm_source=copy-link


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