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初めての哲学ワークショップ終了
5月29日、思想・哲学のワークショップを行いました。
哲学とは。
そこで一体どんなことが問題にされて来て、どんな議論が行われて来たか?
そもそも思想・哲学を勉強する意味ってどこにあるのか。
それを読んで、一体、何が面白いのか?
それが少しでも伝わればいいなと思って。
ぶっ通しで喋らせていただきました。
あっという間の2時間でした。
エドムンド・フッサール。
この、あまり名前の知られていない一人の哲学者。
フッサールの哲学。
現象学という考え方。
まさしくこの一点に注目することで思想・哲学の世界はすべてが一気に見えてくる。私はいつもそう思っています。
フッサールの唱えた哲学がどんなものだったかを解説するのが昨日の本題でした。核心でした。うまく伝わるかどうか心配でしたが、うまく伝わったみたいでよかったです。
参加してくださった方からは
「すごく面白いです!!」
「この話を聞いてるのと聞いてないのでは全然違う。」
…という声をいただきました。
フッサールに注目することで哲学の全体の流れは見える。
これは私自身が長く哲学を読んできて得た一つの確信です。
そして、フッサールの言ってることがわかればハイデガーやサルトルがどうしてあんなことを言い出したのかもわかるし、それ以前のカントやヘーゲルの言ったこともまたよく見える。
「この世の中が客観的に存在するなんて言えない。この世は確かには存在しないのだ。」
この無謀とも、むちゃくちゃとも思えるフッサールの指摘は、我々、人間界のあらゆる問題点を浮き彫りにするのです。
フッサールはアインシュタインに並ぶ天才だと私は今日紹介しましたが、それは大袈裟でも何でもないと思っています。
哲学のレクチャー。とても楽しかったのでまた企画してみたいと思います。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
大学で言語学を専攻されていた方もいらっしゃいましたが、ワークショップの内容はとても満足いただけたみたいでよかったです。
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