コーディネーター(ドイツ駐在員)という仕事①
結論から言うと、自分で4年近くやっているのに、未だによくわからないんですよね。
ドイツというジョブディスクリプションにうるさい国にいながら。
一言で言ってしまうと、日本とドイツの架け橋という役割なのですが、これまた抽象的ですよね。
4年もいながら、自分のやっていることをきちんと伝えられないのも恥ずかしいので、少しまとめてみることにしました。
よくある仕事
1.システム導入プロジェクトのコーディネーション
IT部門で働いているので、グローバルシステム導入において、要件定義、設計、テストといったところに巻き込まれます。
期待される役割は、以下だと考えます。
①ミスコミュニケーションが発生しそうなポイントを、事前に抑える
②ミスコミュニケーションが発生した際、速やかに火消しをしプロジェクトを正常な状態に戻す
③要件決定の際などに、意見の対立が生じた場合、妥協点を見つけ合意形成に持ち込む
③がコーディネーターとしての一番の腕の見せ所だと思うのですが、
実際のところはそもそも日本側に英語を話せる人がおらず、要件を日本本社とコーディネーター(駐在員)で擦り合わせし、結果をドイツに持ち帰り、ドイツ側で出た意見をまた日本本社に持ち帰り、擦り合わせしていくなんてことも多々あるのですよね。
なんという2度手前なことをしているのでしょうか・・・
それでは、倍の時間が掛かるし、そもそも議論を醸成できないため、いい決定なんてできないですよね。
と、少し道が逸れてしまいましたし、グローバルでのシステム導入の難しさや勘所なんかは別で書いてみようかなと思いますので、次回は引き続きコーディネーターの仕事について書いていければなと思います。