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アイスランド、雪原とサーモン

僕のバケットリストには多くの人のそれと同じように「オーロラを見る」が上位にあった。

という安易な理由からアイスランドへ行ってきた。

初日、夜8時からオーロラを見るツアーに申し込んだ。バスガイドがアイスランド訛りの英語でオーロラについて説明してくれた。
「今日は天気が悪いのでオーロラが観れるかわかりません、ただチャンスがあるのでとりあえず行ってみましょう」
中都市(あえて中都市と言いたい)レイキャビクからバスで1時間ほど走ったところで、小さな灯台のある海岸に着いた。
霧を抜けると小さなカフェがあり、そこで1時間ほどビリヤードをしながら時間を潰した。
なんとなく外に行って海を見ていたら、周りの人が騒ぎ始めたので上を見てみると淡い色のオーロラが見え始めた。
嬉しくなってIphoneで写真を撮ろうとしたが、うまく撮れなかった。写真を撮っていることが馬鹿馬鹿しくなり、しっかり目に焼き付けておこうと思った。

レイキャビクでは、3回も日本が好きなんです、と街の人に声をかけられた。会う人会う人、優しい人ばかりで笑顔が素敵な街だった。
もちろん、そんなことは旅人だからこそ言えることでしかなくて、住んでみればまた違った形の不便さや苦しみが生まれるのかもしれない。
けれど、表層的だとしても、素敵に思ってもらえることが素晴らしいことであるように思う。

そんなことを考えながら雪原を歩いた。空には緑色のオーロラが輝いていた。

(それと、アイスランドで食べたサーモンはとんでもなく美味しくて、3日間の旅行で4個もサーモンサンドイッチを食べた。)

雪原
サーモン

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