はじめまして、

初めまして、橆懿(むい)です。
満月の日に実り多き一生を過ごせる事を想いに託され、生まれました。本当の話ですよ。
藍色が好きです。「藍を撮る天才」と言われたときは胸が躍るくらいうれしかったです。それはここだけの話ですよ?
かしこまらずに、軽くお話に付き合ってくださいな。
自分を表現することが苦手だった少女は、{変わり者}という類の人間として毎日を過ごしてきました。
そんな少女が、自分のホームグラウンドを拡大し始めた16歳の時、「写真」というものに出会いました。
初めて、「自分」というのを表現できたツールでした。
誰にも邪魔されず、誰に何も悪く思われず喜怒哀楽を表現できたもの。次第に彼女にとって写真は、一つの「武器」となりました。
戦うわけではありません。守るための「武器」です。
何から守るかって?
ー無個性なのに変ー という可笑しな言葉から
少々、重い話になってしまいましたね、お許しください。珈琲のお替りはいくらでもありますので。お気になさらず声をかけてくださいね。
さて、お話の続きです。
ある日、少女は、自分の撮る写真がどこか寂しいものであるように感じました。良い意味で、ですよ。芸術的な寂しいということ。
「〇〇ちゃんの写真って青春っていうか、寒さと暖かさとか、切なさと強さみたいなのが共存してる感じがする!」
彼女にとっては、とても嬉しい誉め言葉でした。初めて、愛想程度の感想ではなく、伝わった上での誉め言葉をいただきました。
無理に着飾って、彼女らしくない、明るい写真を撮ったことがあります。しかし、消化不良で納得いくものではありませんでした。むしろ及第点。
ありのままの自分を表現できた写真が大好きでした。
好きな歌は切なく儚い歌。無理矢理、勇気づけられる歌は好まない。
朝日より夕日が好き。
こんな私が表した世界観を、寄り道程度に覗いて見ていただければ光栄です。 

                -藍を込めて-

                             
                  橆懿

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