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図書館は集中できると言う幻想

近所の(自転車で15分ぐらい)図書館に行った。

ちゃんと本を読もうと思って。

家だと1つの章を読んで集中力が切れる時があるから。

図書館なら静かだし、みんな本読んでるし、集中できる気がする。

ちょっと寝坊して朝ごはんを食べ、自転車でトコトコ。

着いたのは昼の12時ごろだろうか。後に予定があるから2時間ぐらいはいられるかな。

2階の窓側の机と、奥にある自習用机はいっぱいだ。

仕方なく本棚の横に置いてある椅子で読むことに。

お目当て、ではなかったが短く読めるのがいいと思い、短編集を手に取り、その中の気になるタイトルを読み出す。

読んでて目に入るのは文字。耳に入るのは。

いびき、鼻をすする音、くちゃくちゃ音、荒い息、着信音、大袈裟にページをめくる音。

これらを奏でてるのはほぼおじいさん。

あぁ、誰か注意してくれぬか。集中できない…

あ、今着信音が鳴ったのに反応したそこのおじいさん…集中できないですよね?どうか注……

「ふーん!!!!!」

かなり荒い鼻息。もしかしたらこの鼻息で着信音に対抗したのか?残念、逆効果だ。

流石に集中できないを超えて不快になってきたので、耳栓代わりに持っていたイヤフォンをつける。

ダメだイヤフォンじゃそこまで防音できない。

くちゃくちゃ、ばさっ、ぷるるるるる、んごーーー。

おかげで私の情報はアップデートされた。

図書館は"私にとっては"集中できない場所。

それでも本を読みたい、読まねばならぬ時には覚悟してお世話になろう。

耳栓を忘れずに。

(なんとか短編集の2作品が読めたので、まぁいいや。)

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