企画展【装画の仕事】3/31~4/10
twitterでちょこちょこ宣伝していた企画展のお知らせです。
装画の仕事
■会場:gallery DAZZLE
東京都港区北青山2-12-20山西ビル101
■会期:2020年3/31(火)~4/10(金) (月曜休)
■12:00~19:00 (最終日17:00まで)
2019~2020年初頭の出版された書籍の装画(表紙絵)の原画+書籍を展示します。イラストレーター39名の仕事をご覧ください。
(3月28日現在では開催の予定で進行しています)
twitterでは
「オープニングパーティもあるので来てください!」
→「パーティは中止になりましたが私は在廊します」
→「在廊しません、東京に行くこと自体を中止しました」
というややこしい告知をしてしまったのですが…
コロナウィルスの影響で1日ごとに状況が変わって、悩ましいですね。
わりと直前まで行くつもりでいたんですが、最近も大阪梅田(色々な地域・国の人が行き交いまくっている)に出向いたり、仕事が修羅場って寝不足で免疫力が落ちたりしてたので自粛することにしました。
「装画の仕事」展はDAZZLEさんで長年開催されている憧れの展示で、お声がけいただけたときは本当に嬉しかったのです。
(DAZZLEさんは他にも「実践装画塾」「老若男女世界文学選集」「ポスターを描く」などイラストレーター志望垂涎の企画をいろいろとしてらっしゃいます。興味あるけど今は足を運べない!て方も落ち着いたらぜひ!)
せめてどんな方が参加されてるのかな〜というのを文字情報だけでなく実感したかったので
↑企画展参加イラストレーターさんを、
私が見つけられた範囲で勝手にtwitterのモーメントへまとめました。
展示作(書籍)がわからない方はメディアにあった装画のお仕事を…
まとめてみてあらためて、原画を見たかったなぁお会いしたかったなぁという方ばかりだと思いました!ぜひいつか!またの機会に!
私の展示作は
『未来を、11秒だけ』
著:青柳 碧人 氏
刊:光文社 編集:鈴木一人 氏
デザイン: welle design 坂野 公一 氏
「夢」にまつわる特殊能力者たちが登場する、サスペンスフルなミステリー。雑誌連載中の挿絵も担当させていただいていたシリーズの2作めです。
こちらの装画はSNSで発表した時もリアクションが多かった、思い出深い作品です。
メイキングをご覧いただけたらわかるようにこの装画はデジタル仕上げなのですが、せっかく展示するならアナログ原画も見ていただきたいな!ということで。
ねじれ木のシャーペン画もいっしょに展示します。
(実はギャラリーさんへ郵送する直前まで原画がみつからなくてあわあわしていました。みつかってよかった…)
額装したらこんなかんじ↓
パーツごとのシャーペン画をスキャンしてPhotoshopで合成・彩色…という手法をとると「デジタル作品なのに原画もある」というちょっと不思議なことになるのですが。これ、線画というかまさしく「素材」なので単体で展示するにはちょっと物足りないんですよね。
並べて見比べると「これがこうなるのか」と実感しやすいと思うし、展示する意味もあるのではと。
4/3追記
ギャラリーさんから展示風景の写真をいただきました!
私の作品は入り口から見て正面の壁、左側に展示されています。
いいポジションをいただけて嬉しいです!
写真を拝見していると、アナログ制作の方も「人物と背景を別々に描いて、装画では合成している」「原画と装画で色を変えている」などあるのがうかがえておもしろい。
初日から雨の中、見にきてくださった方もいらっしゃったとのこと。
事前に「見に行きます」と言ってくださった方から「行きました!」とメールをいただけたりもして。
このご時世なので申し訳なくもなりますが、やっぱり嬉しいです。本当にありがとうございます。
装画や装丁にご興味おありならきっと楽しめると思いますが、これからどうしようか…とお考えの方もどうかご無理はしないでくださいね。
ちなみに
この2枚をひとつの額に収めるために使用した、黒いマット。
発注時は「ふたつの窓の間が狭すぎて作れない」と言われていました。
「えっ、どうしよう!? 2枚の額に分けるか、ひとまわり大きな額を使うか…しかしどちらにしろスペースを取りすぎる…両方展示は諦めるしかないのか…」
と悩んでいると、翌日
「昨日はできないって言ったけど作ってみたらできちゃったので送りますね」
「えええええ。いやありがとうございます!?」
「たぶん2日後には届くと思います」
そして翌日午前中には届いた。という代物でした。
注文確認メールに「広告などにお金をかけず、その分売っている商品を値引きすると言うスタンスでやりたいのでできれば宣伝よろしく」的なことが書いてあったのでシェアします。
↓長年お世話になってますありがとう…
気兼ねなく展示をしたり、見に行ったりできる日常が早く戻りますように。