架空のCDジャケット『唄種-UTATANE-』
7月31日は #蓄音機の日
(1877年7月31日、エジソンが蓄音機の特許を取った)だそうで。
こちらは2015年の作品。
「うたた寝」と「唄の種」をひっかけて
架空の子守唄のCDアルバムのジャケットイラストとして制作しました。
音符 ♪ のかたちが真っ黒な種から葉っぱが芽吹いたようだなぁ、と感じたところから
「くりかえし音楽を聴かせて育てた植物の種が突然変異で成長し、蓄音機のような花から眠りを誘う音楽を奏でるようになった…」
というような裏設定をこめつつ。
CDジャケットとしてデザインしてみたものはこんなかんじ。
収録曲は
ロシア、フランス、ドイツ、イギリス、日本…といろいろな国の古い子守唄や、「眠り」に関する音楽を調べてまとめてみました。
(検索すれば無料で聴けるものがたくさんヒットします)
誰もが聴いたことのあるクラシックや、「ねんねんころり…」でおなじみのあの唄を自由にアレンジし、大人も子どもも楽しめるアルバム…のイメージです。
実際にジャズアレンジやシャンソンアレンジの胎教ミュージックCDとかはいろいろあるらしいですね。
実際に歌詞カードを作ったり、CDに印刷したり。
写真だと伝わりにくいですが、表紙にはキラキラと光沢のある紙を使用しました。
インクはちょっと滲んでしまったけどそれはそれで雰囲気が出ていいかんじ。たぶん ミランダ という紙だったと思います。
(買ったのがずいぶん前なので、今の商品とはまた品質が違うかも)
歌詞カードにはゆるいカットイラストと、
それぞれの歌の歌詞+簡単な解説を。
外国の歌の邦訳は翻訳サイトに頼りながら捻り出した意訳です。
「きらきら星」と「愛のロマンス(禁じられた遊び)」は
私ではなく昔の誰か、詠み人知らずの詩(のはず…調べた限りでは。もし作詞家がわかる方いたら教えてください…)。
このふたつの日本語歌詞がめちゃめちゃ好きなのです…
きらきら星は日本では「きらきら光る お空の星よ♪」で習った人がほとんどですが、本当にまったく印象が変わるのでおもしろいです。
#包装の妄想 というタグで架空のパッケージイラストの作品をまとめています。こちらもよろしければぜひ。