昔と今の犬の話
昔一緒に住んでいたビーグル犬の小太郎くん。
悪戯っ子でお散歩とごはんが大好きで、甘えん坊の子でした。
私が16歳の頃、大好きだった祖父が他界したくさん泣いて祖父との思い出が頭を埋め尽くしていました。
そんな中、家族と出かけた先のペットショップで出会ったのが彼、小太郎くんでした。
一目見てすぐに「この子は小太郎だ」とびびっときて、家族も同じように何かを受け取ったらしくそのままお迎えして実家に連れて帰りました。
最初はずっと震えていましたが、ゆっくりと仲良くなり、目が覚めたら私の布団で寝ていることもしばしばあり、かわいくてたまらなかったです。
あの頃はまだペットを飼うという事に対してあまり深く考えず、狂犬病やらのワクチンだとかどんなご飯が良いのかとか、全て両親に丸投げしていて何もわかっていませんでした。
散歩もあんまり行けなかったり途中から家を出て中々会えなかったりしていましたが、実家に帰れば必ず尻尾を振って傍に来てくれた事は嬉しかったね。
そんな小太郎くんは2014年に他界。そろそろ10年経つんですね。
体に腫瘍があってそれがたくさん移転して、苦しかったと思います。
徐々に歩くこともできなくなり、小さく鳴いてばかりいると母から聞かされた時は、私まで泣いてしまうほどでした。
最期は母に看取られて安楽死をした小太郎くん。君の事は今でもずっと忘れずに心の中にいるよ。
暫くはペットはいいよね…なんて家族と話していたのですが、そうこうして昨年。
私は新たに家族を迎えました。
名前は小町ちゃん。
トイプードルの女の子です。
この子もペットショップにふらっと寄って、そろそろペット飼いたいなぁ…なんて思っていた時に出会い、一目惚れをしました。
小太郎くんの時と同じで、びびっときて「この子は小町だ!」と思いお迎えを決めたんです。
とにかく元気、とにかく激しい
お散歩も大好き。
元気いっぱいのお転婆さんです。
そうしてすくすくと育っているのですが…
昨年七月、お転婆が過ぎてベッドから落ちて膝蓋骨脱臼をしてしまい、避妊手術よりも先にお膝の手術しましたね。
でも無事お膝の手術も終えて、避妊手術も終えて、今では元気いっぱいです。ジャンプもするし、私のことも引っ掻くし、アマが見もするし、疲れたらお膝の上で寝てくれるしで、可愛くてたまりません。
小町をお迎えしたのは私一人。
初めて自分で動物病院に連れていき、初めてワクチンを打ちに行き、フィラリア予防のお薬も飲ませて、なにもかも初めてで。小太郎くんの時親はこんなに大変だったんだなと実感しました。
でも、可愛いんですよ。
甘えん坊さんで私が守っていかなければいけない大事な娘。
小太郎くんの時にできなかった事を、小町ちゃんでいっぱいしようと思いました。
いずれ、ペットも可能な旅館に行ったりもしようね、なんて小町ちゃんに話しかけています。
これからもずっと一緒に居てね。
小太郎くんも見守っていてね。