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Photo by
voice_watanabe
全身性エリテマトーデスという病気①
SLEの初期症状から現在に至るまで、
何パートかに分けてお話していきます。
私がSLEを発症したのは高校二年生の夏でした。
6月ごろに一度、膝がとても痛くなった時があり、
その時は一週間ほどで症状がなくなったので放置していたのですが、
8月に家族と海へ出かけた後、全身倦怠感と関節痛で寝たきりになってしまいました。
近所の整形外科に行くも、レントゲンでは異常はなく、
その後行なった血液検査の結果から、総合病院を紹介されました。
そしてそこの血液内科の先生に診てもらうも、
血液の病気ではないと言われ…
呆気にとられたのを今でも覚えています笑
1日にスピッツ8本の血液検査を行ない、
最後にたどり着いたのが膠原病内科でした。
「膠原病の疑いがあるので、入院してください」
その一言で、ようやく何かの病気だと認められたという安心感と、
聞きなれない病気の名前・入院するということに不安感を覚えました。
その日から入院生活が始まったのですが、
尿検査、血液検査、髄液検査、CT、エコー、MRI…
鎮痛剤も効かず、痛みと戦う一週間でした。
入院してから一週間後、告げられた病名は。
『全身性エリテマトーデス』
鎮痛剤で呆けた頭に何回も反芻しました。
治らない病気ということ。
ずっと薬を飲み続けなければいけないこと。
一生共に歩んで行かなければならないということ。
ようやく痛みから解放された安心感と同時に、
これからどうなってしまうんだろうという不安感が押し寄せました。
そしてステロイドの投与が始まり、みるみる回復していきましたが、
副作用からか夜眠れなかったり、異常な食欲に悩みました。
ステロイドの量が減るにつれ、副作用の諸症状は改善され、
入院して3週間後、いよいよ退院の許可がおりました。
続きは②で。
※お写真お借りしております。