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~基本天体解説①太陽~土星まで~

ここでは占星術で使う
天体の解説をしていきます。

◎太陽

人が目指す目標や憧れの象徴となる天体で、太陽の面を他人に見せようとすることで、第一印象を表したり
大切にしてる事柄を表し、まさに人生のコンパスとなるような天体です。

太陽としての自分が満たされる事で満足感を得ることができますが、能力に見合わない背伸びをしたり
太陽にそぐわない自分の一面をひた隠しにしたりと
こだわりすぎて振り回されてしまいがちにもなりがちな天体なので注意が必要です。

◎水星
地球からみる際(ジオセントリック)には
常に太陽の近く(23度以内)に
存在する太陽とセットとなる天体です。

太陽が行動方針を定める隊長なら
その補佐を勤める副長のような存在です。

司るのは、理性や分析など理知的な働きです。
客観的に自身をコントロールするという意味で仕事や
自分の経験や感情を分析し他人に伝えるように調節することで
コミュニケーション能力や書面上の文体を表します。

物事の分析能力である水星も
扱うサインにより表れ方や価値観は様々で、地のサインでは自身の感覚とひも付き、体感を伝えるような側面が強まったり、水のサインでは感情や情感を大切にするため、理知的という言葉のイメージからはかけ離れる表れ方もします。
過去と比較し今起きた事を整理するといった方がつかみやすいかもしれません、比較対象は感覚だったり感情だったり、経験だったり、知識だったりとサインによりばらつきがあります。

◎金星
こちらも地球からみる際(ジオセントリック)には
常に太陽の近くにある天体です。(47度)
金星の場合は45度近くまで離れる場合があり、太陽に対して制限や摩擦を産む(コンプレックスや不足感など)事や30度で活動を縛ることがありますが概ね太陽をサポートする天体です。

司るのは感性であり外へと期待する望みの形です。
金星は表す事柄を外の世界から取り入れようと働きます。
求める物事に喜びと美しさを感じ
自身を埋めてくれる他人に対する
執着として愛を表します。

◎火星
司るのは自分を外に発信する
自分から外への働きかけとしての
行動力です。

結果を得るために積極的に働く天体で
結果が得られない、必要な行動が行えないといったときに、フラストレーションがたまり、怒りや闘争心として表れます。

結果を得るための努力としての挑戦心や
相手を自分の望む通りに動かしたいという、恋愛における願望や
自己から他者への働きかけとしての
リーダーシップなど
現実へのアプローチも強い天体です。

行動力を転換することで、フラストレーションを抑えることもできるので、ストレス発散の仕方なども火星が教えてくれます。

トランジットなど、運勢においては他人から自己への働きかけとして、交流やトラブルを表すこともあります。

◎月
司るのは安心と慣れ、記憶と感情です
主にプライベートでリラックスしているときに表れてくる天体です。

過去の積み重ねを表していて、記憶の積み重ねが感情となり、慣れて身についた振る舞いが安心を生み出しています。

恋愛相性を視るときには大切な天体で
月に対して、ストレスとなる天体があると、安心しきれない人間関係となり
2人の間で気を使わねばならないポイントとなります。

記憶する際の重きを置く
ポイントなども表していて
火サインであれば成功の記憶や
土サインであれば体感を
水サインであれば感動した思い出のエピソード
風サインであれば事細かに細部まで情報として
各々大切に思った部分を積み重ねてゆきます。

月は身体や心の安定に大きく影響するので、体調不良の原因や気持ちの不調を視るときには重宝する天体にもなります。 

◎木星
司るのは拡大や発展、イメージとここまでの天体が内面を司る天体なら木星はその外の世界に踏み込んだ天体となります。 
自分の持てるものから何が産み出せるのか、発想を展開したり、応用することで、活用の幅を広げて行きます。

また積極的に自分の活動域を広げる
ことで、ステップアップや交流へとつながり
木星の表すサインやハウスは
出来事が多くなる特徴をもちますが

木星の弱いところとして、意味や活動を広げすぎて、曖昧化したり、
中途半端になってしまったりと
木星特有の失敗パターンをもちます。

拡大や拡張の意味から生活の拡張、発展才能の有効活用として結果お金を稼ぐという意味ももちます。
事業運や金銭運などは
木星を絡めて詠むとわかりやすいです。

発想を広げることでアイデアなど仕事面や、感性を活用することで芸術などでも力を発揮する幅広い天体となります。

◎土星
司るのは現実へ向き合うことです。
他には緊張や制限、抑圧、集中などといわれています。木星が現実を広げるのに対して
土星は限定したり狭めたり、引き締めるイメージがつよくなります。

現実に対して何ができるのか出来ないのかをはっきりと示す天体であり。

結果を尊ぶ天体の特性故に
失敗は出来ないという、責任感や、
失敗を恐れる事で産まれる苦手意識をあらわします。

取り組む事で結果へ至る為の努力や
現実的に残せる社会的な結果を表したり、単純に凶星としてとるのは勿体ない
天体です。

またトランジットなどの運命に置いては現実化の側面が強く、取り組むべき現実や状況の変化や立場の変化を表す事が多い天体です。凶星とみられるのはこのあたりですが

変化がもたらすのは悪いことばかりではありません、状況を良くする為の努力を表す事もあり、結婚して家族を養う、栄転して責任が増えるといった、嬉しい負担を表す事もあります。

土星を良く認識して自分の求めてる結果とはなんなのか把握していれば、人生の達成感を得ていけそうですね。






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