武漢肺炎の気になる情報(ACE2)肺細胞
今朝、共通する気になる話題を多く目にしたのでそれに関してまとめたいと考えています。
○SARSとSARS-2(武漢肺炎)の共通する受容体『ACE2』とII型肺胞細胞(AT2)
それは、SARS-CoV(=SARS)と SARS-CoV-2(=2019-nCoV=武漢コロナウイルス)との共通の受容体、
アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)をSARS-Covと共有する点に着目した研究に関する話題でした。
二つのプレプリントの主張する、SARS2に弱いグループ像は正反対のものでした。
前者は、今月14日投稿のもので、サンプルは人数の詳細は不明。ただ、男性群だけで425例あり女性群は不明ですが、一定数のグループが研究調査対象でした。
後者は、先月26日投稿のもので、サンプル数が8つと少なく正確なものを出すにはもう少しサンプル数が必要になるかと思います。
同一の話題がたまたま、目に触れたので目に留まったtweetと一緒に見ていきたいと思います。
#コロナウイルス - #COVID19感染プロセスにおけるACE2受容体の重要性が研究により示唆されています。研究により、これらの受容体はII型肺胞細胞の肺に集中していることがわかっています。
@VirusWhisperer
喫煙歴はACE2遺伝子発現の増加と関連していると言う
>インドネシア国家災害管理委員会(BNPB)の広報担当者は、#COVID19には「特定の民族グループにのみ感染するタンパク質スパイク」があるという考えを推進しました。# coronavirus #SARSCoV2 #CoronaOutbreak https:// twitter.com/aw3126/status/ 1228910508763316224
>>ニドム・ユナイア教授は、ウイルスの構造に特別なスパイクがあったと述べました#covid19特定の民族にのみ感染する可能性がある#BiologicalWeaponhttps://telegraph.co.uk/science/2019/08/12/world-must-prepare-biological-weapons-target-ethnic-groups-based/?WT.mc_id=tmg_share_tw経由で
@TelegraphSci
こちらの記事は残念ながら登録または申し込みをしないといけない為、記事の確認ができませんでした💦
>「いいえ... ACE2遺伝子発現の不一致は、人種グループ(アジア人と白人)、年齢、または性別の間で見つかりました...非喫煙者サンプルと比較して、喫煙者サンプルでより高いACE2遺伝子発現を観察しました。」喫煙者は#COVID19 #coronavirusを取得するリスクがはるかに高い可能性があります。
>>良いキャッチ。喫煙は、ホスト上のコロナウイルスの受容体部位であるACE2の発現を予測するようです。空気中の微粒子への暴露が同じであっても驚くことではありません。
もちろん、プレプリント(査読前論文)の注意事項
では、その二つの査読前論文、プレプリントを見ていきたいと思います。
○一つ目のプレプリント
「2019-nCovの受容体であるACE2の遺伝子発現におけるタバコ使用の不均衡」
武漢肺炎(COVID-19)に弱いグループの特定を行う研究では、SARSとSARS2は同じ受容体であるACE2を共有しているに着目して、弱いグループの特定を行ったそうです。
ACE2遺伝子発現は人種、年齢、性別、喫煙状況に関連する格差を調査するため、正常な肺組織4つのの大規模なデータセットを分析しました。
ACE2遺伝子発現の有意な格差は、
人種グループ(アジア対白人)、
年齢グループ(> 60対<60)
性別グループ(男性対女性)の間で見つかりませんでした。
ただし、非喫煙者のサンプルと比較して、喫煙者のサンプルで著しく高いACE2遺伝子発現が観察されました。
このプレプリントでは、人種、年齢、性別間ではACE2遺伝子発現に目立った差はなかったといいます。ところが、喫煙者のサンプルになると著しく高いACE2遺伝子の発現が認められたそうです。
(⚠ プレプリント:査読前の為、これから適否が審査され採択されるだけでなく場合によっては修正や却下されることもあります)
お次もプレプリントですが、前述と同様に推定受容体のACE2についての話題です。 こちらは2020年1月26日に投稿されたもので、8つのサンプルからの研究です。
○二つ目のプレプリント
「武漢2019-nCovの推定受容体であるACE2の単一細胞RNA発現プロファイリング」
投稿日:2020/01/26
SARSとSARS2は同じ受容体ACE2を共有するため、公開データベースと最先端の単一細胞RNA-Seq技術に基づいて、正常なヒト肺のACE2 RNA発現プロファイルを分析しました。
結果:
ACE2ウイルス受容体の発現が、II型肺胞細胞(AT2)の小さな集団に集中している事が判明する。
驚くべきことに、このACE2を発現するAT2集団は、ウイルスの繁殖と伝播を積極的に制御する他の多くの遺伝子も高度に発現していることがわかりました。
8つの個々のサンプルの比較により、アジアの男性のサンプルでは、肺に非常に多くのACE2発現細胞が存在することが示されました。この研究は、2019-nCov感染症の流行調査の生物学的背景を提供し、将来の抗ACE2治療戦略の開発に役立つ可能性があります。
研究のモデリングによれば、SARSとACE2の結合強度よりSARS2とACE2の結合強度の様が弱いものの、ウイルス感染に必要な閾値よりもはるかに高いです。
ACE2が2019-nCovがHeLa細胞に侵入するために不可欠であることを示しました。
これらのデータは、ACE2が2019-nCovの受容体である可能性が高いことを示しています。~・・
‥~
ドナーとそのACE2発現パターンの特性を比較しました。
ACE2発現細胞数とドナーの年齢または喫煙状態との間に関連は検出されませんでした。
注目すべきは、2人の男性ドナーが他のすべての6人の女性ドナーよりも高いACE2発現細胞比率を持っていることです(1.66%対0.41%すべての細胞、P値= 0.07、マンホイットニー検定)。
さらに、ACE2の分布は、女性よりも男性のドナーで広く見られます。
男性の肺の少なくとも5種類の細胞がこの受容体を発現し、女性の肺の2〜4種類の細胞のみが受容体を発現します。
この結果は、確認された2019-nCov感染患者のほとんどが男性であったことを示す流行調査と非常に一致しています(2020年1月2日までに30対11)*。
また、アジアの唯一のドナー(男性)が、白人およびアフリカ系アメリカ人のドナーよりもはるかに高いACE2発現細胞比率を持っていることに気付きました(2.50%対すべての細胞の0.47%)。
これは、新しいコロナウイルスのパンデミックと以前のSARS-Covのパンデミックがアジア地域に集中しているという観察結果を説明するかもしれません。
全体として、現在の研究では、単一細胞解像度でのヒト肺におけるACE2のRNA発現プロファイルを報告します。
私たちの分析は、ACE2の発現がウイルスプロセスに有利な他の多くの遺伝子を発現するAT2の特別な集団に集中していることを示唆しました
(⚠ プレプリント:査読前の為、これから適否が審査され採択されるだけでなく場合によっては修正や却下されることもあります)
○二つを見比べてみますと…
bioRxiv投稿の「ACE2受容体の発言パターンについて、このプレプリントでは、ドナーの年齢と喫煙状態の間に関連はありませんでした」とあり、前述のプレプリントと全くの正反対の結果になっております。
>1人のアジア人と7人の非アジア人の比較。統計分析およびサンプルサイズの計算はありません。証拠がない。純粋な推測。拒否されました。
○8つのサンプルからの研究結果
・2人の男性ドナーが他のすべての6人の女性ドナーよりも高いACE2発現細胞比率を持っている。
・アジアの唯一のドナー(男性)が、白人およびアフリカ系アメリカ人のドナーよりもはるかに高いACE2発現細胞比率を持っている。
【内訳:1人アジア人男性 1人非アジア人男性 6人の女性】
内訳を書き出すと非常に心許ない研究論文だというのが分かってきます。
でも、研究が十分な根拠のもとに否定されたわけではないので、用心した方が用心は必要かと思います。
武漢肺炎はアジア人は非アジア人より感染しやすい可能性があり、女性より男性の方が感染しやすい可能性がある。
そして8つという少ないサンプルでの研究であり、妥当性を判断するにはさらに多くのサンプルを用いた研究が必要になってきます。
それに対して、前述のPreprintsは一定数あるグループ群からの調査になっておりある妥当性が出てくるのではないか、と考えられます。プレプリントではあっても喫煙される方用心された方が良いです(喫煙者注意)。
喫煙以外でACE2遺伝子発現の可能性がなくなったわけではありません。
呼吸器に疾患がある場合や、別の条件でACE2の発現のしやすい群がないかなど、引き続きACE2の研究を進めて脆弱なグループの割り出しの精度も高めて行かれるのと、ACE2からのアプローチによる治療方法などを私たちは期待したいですね。
⚠この先は、馴染みのない方からは面を食らったり、忌避感を持たれそうな内容です。悪しからず。
ちなみに日本語でこのプレプリントを呟かれた方に見覚えのあるがいらっしゃいました。もし、この方がなにか意図するとしたらSARS2(武漢CoV)の生物兵器論で上がってくる中国関与の可能性の火消しの支援でしょう。
(注意:サンプルの少ない方のプレプリントは、とある界隈ととある国に密接な方が発信されてた話題でもありです。とある土台枠の為に足場固めをしているような気がします。
以前のツイートが無くなりさっぱりしました。論調を変えて、現政党があるのは厄介とする立場上、この時とばかりに扇動している様子。
面白いことに、安倍総理を熱烈応援する姿勢を取りつつ熱烈習均平主席派というグループととても懇意なんですよ@謎の呟き)
(本当に、安倍総理は気を付けられた方が宜しいです。
SNSで好き放題の情報戦真っただ中です。鬱屈が溜まったからと言って、相対的に野党の評価が上がる訳ではないですが、あの政権交代の悪夢と亡霊の民主党政権が実現したように、2匹目のどじょうを確実に狙っています。
そういった点は何が起きても抜かりがないのが例の国です)
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